風を創るひとたち展 ~碧い翔け橋2022

Abstract

PDF【日時・場所】  ワークショップ:令和4年10月1日 静岡文化芸術大学 自由創造工房  展示:令和4年10月20日~10月28日 静岡文化芸術大学 ギャラリー  第24回静岡県障害者芸術祭:令和4年10月29日~11月6日 クリエート浜松 【共催】 静岡県障害者文化芸術活動支援センター「みらーと」 【後援】 浜松市 【その他】 「第24回静岡県障害者芸術祭」連続企画 【目的・趣旨】  静岡県障害者文化芸術活動支援センター「みらーと」と本学が連携した官学連携活動を通じて、障害を持つ方の地域における創作活動と発表の機会を提供するとともに、作品への再評価、また学生や県民の障害に対する理解を深めることを目的として実施した。 【内容】  本イベントは、静岡県障害者文化芸術活動支援センター「みらーと」との共同で「風を創るひとたち展」(障害を持つ方の作品展)を開催する官学連携活動で、今回「碧い翔け橋2022」という副題を付け活動全体のコンセプトとした。碧(あお)をスクールカラーに持つ本学の学生が、障害のある方々が社会と広くつながるための一助になる、という思いを込めている。コンセプトにもとづく意義のある展示にするために、学生と障害のある方が共に「風」に因んだ「風鈴」を作るワークショップを開催し、この様子を記録した動画も上映した。ブース等も風」をイメージさせるものとした。本活動は第24回静岡県障害者芸術祭の連続企画としても位置付けられ、ワークショップの動画は期間中、クリエート浜松でも上映された。 【結果・成果】  ワークショップでは、浜松手をつなぐ育成会から8名が参加し、学生らが企画した風鈴作りを自由創造工房で行った。学生と障害のある方がペアになり、対話しつつ制作活動を行うことで互いに打ち解け和やかな雰囲気となり、学生も手ごたえを得た会となった。  作品展では、ギャラリーにて絵画、陶器、木彫りなど約50点が展示された。期間中の来場者数は302名、県内の高校生や近隣小学校の児童らも来場した。アンケートによれば来場者は20代以下が4割で、また学外からの来場者が6割であった。本展示が広く社会の若年層に関心を持って受け入れられ、また社会的関心の高い活動であることが認識された。展示作品については「感動した、素晴らしい、楽しい」といった声が多く聞かれ、絵画「キツネの森」が人気を博した安田幸大さんは2014年に本学のユニバーサルデザイン絵本コンクール高校生部門で優秀賞を受賞しており、本学の歩みとともに成長する作家として再認識された。「風をつくる」というコンセプトにもとづく意義のある展示レイアウトも好評で、静岡新聞(10月25日朝刊)、中日新聞(10月23日朝刊)にも本活動の記事が掲載された。boo

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