Narita, Hideo

ナリタ, ヒデオ

成田, 秀夫

Japanese

Yamanashi Gakuin Repository / 山梨学院リポジトリ

－ 2 －現代をたくましく生きる若者を育てるために私たちは「VUCA の時代」と言われる不確実で変化の激しい時代を生きています。近年のコロナ禍をみても、未知の出来事に対して、立場の異なる人々がそれぞれの専門性を活かしながらも、対話し協調し共通の課題に対処してきました。また一方では、あらゆる物がコモディティ化することが早まり、変化に対応できる柔軟な資質 ･ 能力が求められています。こうした社会の変化に対応するために、山梨学院大は教育目標として「たくましく生きる力」を育成することを掲げています。各学部ではそれぞれの特色を活かし、本学の教育目標を実現するための目的・目標を掲げ、教育活動を行っています。学習・教育開発センターの役割山梨学院大学「学習・教育開発（Learning and Education Development） セ ン タ ー（ 以下、LED センター）」は、「本学の教育目標を達成するために、科目の開発・履行管理、および、学生の学習活動と教員の教育活動の支援を行い、本学の教育改革に資することを目的」として発足し、目的を達成するために次の事業を行っています。（1）ICT スキル、言語スキル、ヒューマンスキル、キャリア形成支援の各科目群の教育体系の開発と履行管理（2）ステューデント・アシスタント（SA）事業の運営、ファカルティ・ディベロップメント（FD）及びスタッフ・ディベロップメント（SD）の計画と実施、学習及び教育支援に関する調査、研究（IR）（1）の事業については近年の取り組みによりカリキュラム・科目開発も一定の成果を見ることができました。本紀要においてはそうした取り組みの成果と課題が示されています。（2）の事業については、計画的に FD 及びIR を実施されており、成果については LED センターのホームページ及び本学の自己点検報告書において公開していますので、そちらをご覧ください。自走できる自律した学修者集団の育成に向けて変化に対応する資質 ･ 能力を育むのは学生自身に他なりません。私たちの教育活動は学生の学びと成長に寄与するものとしてあるべきです。学生中心の学びを加速するために、LEDセンターは、SA の育成を通した自律した学修者集団の形成を支援することを、2023 年度の重点目標のひとつに掲げています。SA が後輩にとってロールモデルになることはもちろんですが、SA 自身が教室で発揮できた資質 ･ 能力を他の場面に転用する機会を経験することで、Curiosity to Creativity、 及 び Challenge to Change という C2C 哲学を体現する人材として社会にそして世界に羽ばたいていけるよう、学生の学びと成長を支援することを惜しみなく実行して参ります。巻頭言学生が「たくましく生きる力」を 育むための支援を惜しまない山梨学院大学　学習・教育開発センター長　成田　秀夫

What Can We Do to Help Students Acquire the Strength to Live Vigorously?

https://ygu.repo.nii.ac.jp/record/2000004/files/1-002-002.pdf

What Can We Do to Help Students Acquire the Strength to Live Vigorously?

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