性役割特性語の再検討

Abstract

application/pdf本報告では、性役割概念の再検討の一環として、従来の性役割尺度の特性語について吟味した。従来の性役割尺度はその殆んどが一次元的極尺度であるが、その構成の基本的前提が保証されているかを2つの調査より検討した。その結果、評定に用いられている諸特性が、必ずしも男性と女性の場合で同じ意味内容(内包)をもっているとはいえず、一次元的連続性をもたない特性語がかなり発見された。このことより、従来の性役割尺度を改訂する必要性のあることが示唆された

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