富里市・酒々井町内野牧新込境野馬土手・内野牧捕込跡

Abstract

今回の調査区は、内野牧新込境野馬土手及び内野牧捕込跡が推定されていた地点である。調査区の北側では高さ3mを超える遺存状態の良好な野馬土手とそれに伴う溝2条を検出し、野馬土手の土層断面の観察から野馬土手の改修が6回行われていたことを確認した。溝は野馬土手の裾に沿って検出され、当初の野馬土手の構築に伴って掘削されたことが明らかである。また、野馬土手南側では平坦に整地したしまりの強い土が広範囲に何層にも堆積しており、調査区が捕込跡の一部であったことが判明した

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