A Study of responsive teaching of Communication Ability of Young Children - A Text Analysis of Open-Ended Survey Questions of Parents and Nursery School Teachers -

Abstract

本稿は、認定こども園の1 ~ 5 歳児の園児の保護者63名と、保育者24名を対象に、保護者と保育者の自由記述を基にしたテキストマイニングによる分析を行い、保護者と保育者の幼児のコミュニケーション能力に関する意識の比較を通して、幼児のコミュニケーション能力に関する指導法についての知見を得ることを目的として行った。その結果、保護者と保育者が共通して幼児のコミュニケーション能力が育っている場面としてとらえていたのは、「友達」と「遊ぶ」場面や、「伝える」場面であった。保護者も言葉の重要性を感じていたが、保育者は、「自分」の「気持ち」を「言葉」で伝える場面を大切にしていた。また、「言葉」で「伝える」ことがうまくいかず「泣く」「姿」のような葛藤する場面、「子ども」「同士」の「貸し借り」をする「姿」、相互交渉する場面も保育者は幼児のコミュニケーション能力が育っている場面ととらえていたことが明らかになった。保育者は保護者に対して、「言葉」で伝える際に、上手くいかない際にもその葛藤を支え、子どもの思いを代弁しながら支持していくかかわりが求められることが示唆された。departmental bulletin pape

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