Support of the nursery and kindergarten teacher in the relationship between children : Focusing on the scene when the nursery and kindergarten teacher feels difficulty.

Abstract

子どもたちは身近な人と関わりながら、人と関わる力の基礎を培っていく。保育所等での集団生活は様々な子どもどうしの関わりが日常的にある、まさに学びの宝庫である。子どもは他の子どもや保育者と関わりながら、人間関係を学んでいる。やり取りが難しい局面に当たることも日常茶飯事であるが、保育者の援助を受けながら、他の子どもとの関わりを少しずつ身につけている。本研究は、現役の保育者のインタビューから、子どもどうしの関わりにおいて保育者が困難性を感じる場面での保育者の援助的関わりをまとめたものであり、保育者や学生などが子ども同士の関わりを考える上での参考資料とし、保育実践に還元していくことを目指すものである。保育者は子どもに対する多様な援助を行っているが、中でも2歳~5歳の年齢幅に関わらず、子どもの気持ちの「代弁」や状況理解を促す「言葉かけ」を行うという基本的な子どものやり取りを中心に据え、繰り返し関わっていた。また事態の好転には子ども自身の成長も影響していると感じながら、なかなか良い結果が得られない場合にも、子どもへの働きかけを積み重ねる保育者の姿があった。departmental bulletin pape

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