Article信州大学医学部附属病院看護研究集録 1976: 67-72 (1976)departmental bulletin pape

上条,  サトミ

堀,  美代子

山崎,  雅子

川部,  ツル子

市川,  みち江

平林,  久子

志水,  節子

望月,  富士子

松本,  宮子

武井,  浩子

滝沢,  祐子

竹内,  希久子

西山,  まり子

青木,  住江

高野,  泰江

Japanese

Shinshu University Institutional Repository

小児の継続看護の経過(退院連絡について)その2両3階病棟 発表者 高野泰江堀 美 代 子 　 上 条 サ ト ミ 　 武 井 浩 子市 川 み ち 江 　 高 野 泰 江 　 志 水 節 子竹 内 希 久 子 　 松 本 宮 子 　 山 崎 雅 子川 部 ツ ル 子 　 西 山 ま り 子 　 青 木 住 江平 林 久 子 　 滝 沢 祐 子 　 望 月 富 士 子〔Ⅰ〕は じ め に近年､看議の継続性が重要視されて きてV,る中で､私達もそo)第一歩 となる樋に､昭和 49年11月か ら､退院時､恩児又は家族に問題のあるケースについて､昨年改正 した連絡用紙にもとづ き､保健婦に退院連絡なしてきましたoしかし､昨年の研究にて､保雄婦とC)話し合いを持ち､生の声､反応を開 き､より密接な連携を作ってい く写､又退院後の恩児と直接接する葛のできる外来受診という唯一の機会を重視 し外采よe,声IPを密に,保健指導を充実させてい くとい う二点の方針が出されましたoそこで今回はこの二点fこついてより意児の為になる援助ができるように､研究した結果をこ こ に発表 しますo〔Ⅱ〕方 法1. 保健婦との話 し合い及びアンケー ト2.退院連絡した家族-のアンケー ト5. 外来恩児家族-のアンケー ト以上の調査にて行ないました.〔Ⅲ〕調 査 結 果アンケー トについて性プリントを参照して下さい.1. 保健婦 と0)話 し合い及びアンケー ト結果まず､松本市役所の三名の保健婦との話し合hを持ちました.その席で在) 退院連絡については､保健婦が訪問す る際の情報収集として非常に役立ってお り､又訪問活動-の刺激となる為､今後 もぜひ続けてほしい0倍) 退院連絡は一持 して市町村の保健課に出した方がよい｡Q) 病院側の一方的を連絡用祇だけでなく､簡単でよいから訪問時の様子等､保健婦の返答を書ける用紙 も作ったらどうか｡④ 外釆恩児にも連絡用紙が必要な6)ではないか｡という四点が結果として出されましたo次に､こCリ話 し合いをもとに､各ケース毎に保健婦にアンケ- トを依短しました017名依顔､14名回収､円2名電話でした0-67-庄) 訪問回数全 く訪問されなかったケースは友く､電話､手紙等含めて最高17回､平均6-7回.(参 訪問円容日常生活に幽す る等が中心Q) 訪問効果これは各ケース毎に異なる点があり､判定はむつかしいが一応効果あ り7名､効果の判定不能 2名､無回答 5名｡効果ありの円容としてはa) 母親及び家族が恩児-cL)愛情を深め､自信をもって育児にあたれ る橡になった｡b ) 家族のみでな く学校 ･幼稚園とも連絡をとりあう中で､思児o)受け入れ捧別が整えられ.､比敦的スムーズに新 しい環境に入ってい く事ができた等O④ 連絡方法今までC)様式でよいがさらに主治医や退院後の連絡場所を明らかにしてほしい､とい う苺があ9､三治医､病室､外米､保健婦とCL)連携の重要性が強調されたO(9 保佐婦側C)問題点訪問に応じきれなV,為､通院しているケースは病院にまかせ訪問しない｡以上o)結果が出されでした02.退院連絡した家族へのアンケー ト結果現在 も当外天又は近医等に通院 している恩児の円10名を対象とし､昨年は手武にて行をいましたが､記載が不十分であった為電話にて行ないました.① 訪問希望してほしい 4名､ どちらでもよい6名｡ ｢どちらで もよい｣ とい う理由は､皆通院している為 との等@) 訪問の有無 ･時期全例訪問あり､円2例は電話のみ退院後 1回日の訪閑時期､1ケ月以円4名､1ケ月以後 6名､円1名は 6ケ月後に電話があった ｡2回日以後は 2-5ケ月に 1回､半年 に1回､毎月 1回CL)J炉Q) 指導円容一才没的な日常生活､例えば食-Si､緋鯉､入浴､陸鳩が中心病気に対しては病状をきいていくのみ④ 言方間前後の不安a 同じ保健婦が訪問する為､児の状態が十分把握されていて安心b 保健婦は家庭壌境等価かな点まで把握でき､それに合 った日常生活o)指導がなされ不安が解消された｡-68-C 身近に相談相手がいるとい う安心感がもてる.d 保健婦が途中で変わ り､児の状態を前回同様に話すのみで終わり不安が残ったoe 不安の第一は疾病についてであ9､全回答が医師のみに頼る.(9 希 望頻回に訪問してほしい.訪問時問を考えて託てほしいO退院後早期に訪問 してほしいo以上で した｡5. 外釆恩児家族へのアンケー ト結果11日間にわた り､外釆受診した恩児家族を対象に行ないました.回収 16名､円10名入院経験者Q) 受診時0)不安 不安あり5名円容 予後について 発育不良 手術の必要性 吐乳等色) 不安 ･問題の解決法医師 11名､看護婦5名､専門者 2名 保健婦 1名 身近友人 1名(㊤ 看護婦の保健指導希望者8名④ 入院経験者に対しa) 退院後困った事のあった者 5名門容 夜間の発熱､清拭の時期､かぜをひきやすい､具合6)悪V,時大学病院はす ぐ診察してもらえなV,等b ) 保健婦の訪問指導を受けた者 1名､希望者 5名(9 その他 ･希望育児相談に応 じる窓口が欲しい受診時は常に決った医師に診察して欲しい日常生活の注意点を詳しく指導して欲しいとLヒの結果が出されました.〔Ⅳ〕考 察Ⅲにて調査した結果より､退院連鴇､及び外果で6)保健指導oL)必要性､重要性が確認さTLましたoそして以上C)芋から､退院連絡に関して共通 し中心と在る雷は､医師､看護婦､保健婦o)連携であり､各々C)役割 りを十分生かした指導が必要ということです｡現在､看姦婦から保健婦-､保健婦から医師 ･看謹婦-､看護婦から医師へCL)連絡は必要に応じ行なわれ､又盛んに在ってきていますが､それは二者尚cL)みに限 られ､三者が同様に恩児に出して把壷しているわけではあ9ませんo今後はこC)三者の連携などcL)様CJこしてい くかが課題とされます｡そ6)為に､恩児cL)退院に際し恩児及び家族0)問題点を十分に把超 し､主治医とCLJ話し合いの上で退院指導を行ない､退院 と同時に連絡 し､早期に訪問指導を依頼する事､又今まで6)一方的な-69-連結でな く､手紙 ･電話等何 らかCL)形で保鮭婦よりcL)返答 を得､適切に対処 していかなければなりません.さらに､外果でCL)保健指導に関しては､時間的､場所的､人数的に余裕が少な く､不安 ･問題を医師により解消す る雪が多い現状ですOしかし､病室と外米とCL)幽係を密にし､問題点の把起､指導円容C)選択を容易にす る為､退院連絡cL)円容を外米に連絡し､わずかでも保健指導を行なっていくrflで､ケースは少ないながらも着笑に効果をあげています｡今後 もこれをワンステップとして､列釆看護cL)在 り方を険討し充実させてい きたいと思います.〔Ⅴ〕 か わ り に以上､研究してきた結果ですが､今後CL)課題は大 きな もCL)ですO神奈川県立子供医汝 センターでも退院連絡を行なってお り､行政Bg係を含めた協議会が持たれている様です｡私達 も今後､三者の協議会等､システム作 りを課題に､取 り組みたいと思います.又､院円転科時C)連絡等身近な点 も見落さずに行なっていきたいと思います.今回の研究ではアンケー トの内容､対象 敵 性がなかった事が反省にあげられますが､ この様な点を十分に険討し､退院連絡及び外来での保健指導を軌道に乗せ､患児中心cL)充芙した指導をして行きたいと思います.最後に､こCL)研究に御協力下さいました皆様 に厚 く御礼申し上げますO参考文献は略 しますOア ン ケ ー ト円 容青菜o)候となりました.毎 日御多忙cL)ことと思いますOさて私共小児科では､一昨年から入院患者の過完後C)経過 ･状態を知 り､少しでも責任ある看護をしたいと考え､地区担当cL)保健婦さんに退院連絡 し訪問指導をお願いしてさでした｡それにつ きまして､別紙CL)アンケー トにお答えいただきた く今後の資料にしていきたいと存じますO待i勝手ながら 月 日までに返信をお厩いしたいと思い思すCL)で､是非御協力下さvl.信大病院南5F看讃婦アンケー ト氏 名住 所-78-月 日退院1. 訪問の時期 ･回数2. 指導円容 t:(要点のみで結構です ト5. 訪問6)効果4.連絡方法 (当院より )C)適否 ･問題点等5.そCL)他か気付cL)点食か書 き下さし10退院連絡した家族に対す るアンケー ト(∋ 訪問希望の有無有 無a) 訪問の有無と時期Q) 指導円容④ 訪碩前校の不安CL)変化L51 煎 宍-!.･J､脚 けt釆受診の皆様-こ6)Bf_､小児科病棟では､外米患者-の保健指導の必要性､あり方 について険討 し､外果看護の向上に役立てたい と考えてお ります. これにつきまして､皆様cJ御意見をお聞きしたい と思いますC)で､下記のアンケー トに御協力お願い致します｡① お子さんJ)年令 ( )性別 ( 男 女 )病 名 ( )入院の有無 ( 有 無 )外来通院期fAJ ( 年 月より)@) 列釆受診の際､お子さんに関し不安や問題点がありますか｡ ( はい いいえ )｢はい｣と答えらTLた方は具捧的にどんなことですかO例 病気 ･育児など( )④ お子 さんに幽する不安 .問題,'eどんな方法で解決されてきましたか.又､ これからはどんな方法が一番良いと思われますかO(耗誌 ･専門書 ･テレビ.医師 ･看護費語･保健婦 .身近な人 ･その他 (具体的に ))④ 受診CL)際､看護婦に指導して欲しいと思われますかO( はい いいえ )㊥ 入院されていた方に- 71-a) 退院後､因ったことがありましたら具体的にお･書 き下 さいo(b ) 退院後､保健婦C)訪問を希望されますか｡( はい いいえ )C) 退院後､保健婦OL)訪問を受けましたか. ( はい V,いえ )｢はい｣と答えられた方はその円容を簡単にお書き下さい｡(㊥ そCL)他に何か感想 ･希望 ･不満などがあ9ましたらお書 き下さいO(御協力ありがとうございましたO- 72 -))<小児科外宋>

小児の継続看護の経過(退院連絡について) その2

https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/9087/files/Nurshing_Research07-13.pdf

小児の継続看護の経過(退院連絡について) その2

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