マウス歯発生時におけるインシュリン様成長因子ファミリーの遺伝子発現(Gene expression of insulin-like growth factor family during tooth development of the mouse)

Abstract

マウス臼歯発生時におけるインシュリン様成長因子(IGF)とIGF結合蛋白質(IGFBP)の発現の時間的・空間的パターンを調べた。IGFとIGFBP発現はin situハイブリダイゼーションにて決定した。E14マウス胚の帽状期、E15胚の帽状期後期、E17-P0の鐘状期、P0-P13のクラウン形成期、P5-P13のルート形成期につき、IGF-I、IGF-II、IGFBP-2、-3、-4、-5、IGF-I受容体(IGF-IR)の発現部位と時期を網羅した。IGFおよびその作用調節因子は歯の成長分化の局所仲介因子となり、歯胚の上皮と間充織で局所的に発現するIGFBP-2、-3、-4、-5は歯の成長分化に役割を果たす可能性が示唆された。マウス臼歯発生時におけるインシュリン様成長因子(IGF)とIGF結合蛋白質(IGFBP)の発現の時間的・空間的パターンを調べた。IGFとIGFBP発現はin situハイブリダイゼーションにて決定した。E14マウス胚の帽状期、E15胚の帽状期後期、E17-P0の鐘状期、P0-P13のクラウン形成期、P5-P13のルート形成期につき、IGF-I、IGF-II、IGFBP-2、-3、-4、-5、IGF-I受容体(IGF-IR)の発現部位と時期を網羅した。IGFおよびその作用調節因子は歯の成長分化の局所仲介因子となり、歯胚の上皮と間充織で局所的に発現するIGFBP-2、-3、-4、-5は歯の成長分化に役割を果たす可能性が示唆された

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