タンキ コウカン リュウガク プログラム ニ オケル チイキ レンケイガタ PBL ノ ジッセン ト カダイ

Abstract

大阪大学日本語日本文化教育センターの短期交換留学生プログラムであるメイプル・プログラムでは、「ほかの文化の人たちや社会とつながることができる」人材の育成を目的とし、地域の市民団体、近隣の企業、大阪大学内の他部局との連携のもと、居住地域の課題を発見して、その解決に向けて何をするべきかを考える未来志向のPBLを取り入れた授業を行っている。本稿は2020年度春~夏学期のPBLの実践における成果と課題の報告である。留学生、および発表会に参加したゲストへの事後アンケート調査の結果、留学生たちが主体性や積極性をもってPBL活動に取り組んだこと、市民団体の方々や他部局の教員と日本語で関わる機会を設けられたこと、留学生が地域社会に深い関心を持ったこと等が大きな成果であるとわかった。一方、当事者意識をもって課題の解決方法を探すという点で課題が残り、今後、「探究から学ぶ」「他者から学ぶ」「過去から学ぶ」といった学ぶ姿勢の構築という面での改善が求められる

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