デザイン教育における伝統建築・伝統工芸の技術継承と協働に関する研究

Abstract

重点目標研究 本学デザイン教育において匠(技能者)の持つ伝統建築・伝統工芸の技(技能・技術)をどのように継承し、匠と協働すべきかについて実践的な研究を推進する。ワークショップを通じて、匠の技の継承「方法の研究」、匠・研究者・デザイナーを「つなぐ研究」を進め、匠の技の記録、匠との協働の可能性について研究・分析を行った。本学を拠点とする伝統建築・伝統工芸のあり方について「地域研究」を推進する。随時:匠領域の教育内容・工房使用に関する検討と準備令和元年6月5日:静岡県内伝統建築・伝統工芸の調査令和2年2月16日:伝統建築技術ワークショップ「和釘を打つ、和釘を使う」令和2年2月17日:特別講座「千年の釘を語る会」令和2年2月21日~22日:工芸技術ワークショップ「シルバージュエリー制作」1.匠領域授業準備1-1 工房使用に関する検討・染色工房・木彫工房・彫金工房1-2 ワークショップ・特別講座の開催・伝統建築技術ワークショップ「和釘を打つ、和釘を使う」講師:白鷹興光(鍛冶)、藤井恵介(東京大学名誉教授)協力:武田学・村澤義登・河口倫啓・月原光泰(大工)、山崎善史(大工道具卸)和釘を打つ「鍛冶」×和釘を使う「大工」×研究者×大工道具卸×デザイナー(本学教員・学生)によるワークショップと座談会「伝統建築と鍛冶」・特別講座「千年の釘を語る会」白鷹興光(鍛冶)×釼持夏海(国際文化学科3年)薬師寺復興時、鍛冶白鷹幸伯氏が挑んだ和釘制作についての文章「千年の釘にいどむ」(『小学校国語(5年生)』光村図書)を題材に、次代の興光氏と語る会・工芸技術ワークショップ(彫金)「シルバージュエリー制作」講師:海野えり子2.静岡県内伝統建築・伝統工芸の調査・静岡浅間神社(社殿及び修理工事現場の調査)・芹沢銈介美術館(型染め作品調査)3.伝統建築・伝統工芸に関する研究推進静岡文化芸術大学研究紀要 vol.20、2019年新妻淳子「本学デザイン教育における伝統建築技術ワークショップの記録―「大工技術はじめの一歩」と「木造りの技術」―」1.匠領域における教育・日本伝統建築・基礎演習F・テキスタイル概論(2019年度開始)・匠造形演習・木造建築演習・伝統建築技術演習・木のデザイン(2020年度開始)2.工房(2020年度始動)・染色工房 ・木彫工房 ・彫金スペース3.公開講座の開催4.ワークショップの開催5.伝統建築・伝統工芸の技術と文化の継承に関する研究(2020年度特別研究)の推

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