糖尿病療養者のためのヘルスツーリズム : 継続参加が生む相互交流

Abstract

糖尿病療養者のメンタルヘルスのためのヘルスツーリズムを平成28 年から年3 回開催し,平成29 年までに計6 回実践した。本研究の目的は,平成29 年度の第3 回目のヘルスツーリズムに参加し,かつ3 回以上継続参加した5 名にどのような相互交流がみられたのかを明らかにする。参加者の言動を参加観察し,フィールドノーツを作成し,相互交流に焦点を当て,言動とその意味を検討しながら解釈し記述した。結果,主体的な投げかけや認知と行動の修正,集団の中で個人の体験を語る姿勢がみられた。糖尿病療養者のためのメンタルヘルスには,ヘルスツーリズムによるリラクセーション効果とピア・グループで個人が受け入れられる体験が必要であると考える

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