research

<臨床>骨巨細胞腫に対する CEMENTATION の経験

Abstract

骨巨細胞腫は, 病理学的には良性であるが, その局所における aggressive さに加え, まれに転移をおこすこともあり, その生物学的態度は必ずしも良性とは言い難い. また, 関節近傍に発生することから, 治療法の選択に迷うことも少なくない. 我々は, 1986年から主としてstage1, 2 の GCT に対して CEMENTATION を施行してきたが, 今回その術後成績を評価しその有用性について検討した. 対象は, 11 例の GCT で, 男6例, 女5例であり, 発生部位は大腿骨遼位8例, 脛骨近位2例, 上腕骨近位が1例であった. 術後経過観察期聞は8ヶ月から72ヶ月, 平均42ヶ月であった. 術後機能評価を Enneking の modified functional evaluation system を用いて行った excellent 6例, good 4例, fairl 1例であり, また, 合併症としては, 術後に1例骨折がみられたが, 保存療法で治癒した. 少数のシリーズであり, 経過観察期間も長期ではないが, CEMENTATION は stage1 および stage2 の GCT に対する第一選択の治療法であると評価できた

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