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ガクシュウシャ ハ ドノヨウナ ゲンゴ シンリ カテイ ヲ ヘテ ゲンゴ カツドウ ニ ジュウジ シテイルノカ ジコ ヒョウゲン カツドウ チュウシン ノ ニホンゴ ガクシュウ ノ バアイ

Abstract

本稿では、SMTアプローチによる日本語教育実践において、日本語の基礎を習得していく過程で、学習者がどのような言語心理過程を経て日本語による自身の声を獲得していくのかということを口頭モードと書記モードの両面から明らかにすることを目的とし、調査を行った。その結果、学習者はマスターテクストを十分に学習し理解することにより、①テーマについての自身に必要な核となる語紫は「母語を介することのないことば」となり学習の早い段階から学習者の記憶に深く刻まれており、日本語表現を行う際の基盤となっていること、②基盤的用法を一定程度身につけることにより、学習者はこれらを「分解Jし『組み立て直すJことを行っていること、③この背景には、複数のマスターテクストを相互連関的に流用していることが、口頭モード及び書記モードに共通する特徴として学習者の心理に内在することが明らかとなった

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