Development of Discussion Instruction with Inevitable Use of ICT in Japanese Language Studies at High School: Setting up a “Non-private Relationship” Place Through Connections Between Different Schools

Abstract

国語教育学研究における話し合い指導は,現実的な制約から教室内の関係の中で展開されるものにとどまっていた。その結果,公的な関係での話し合いの場が設定されにくい現状にあった。しかしながら,ICTの活用を通して学校間を繋ぐことによって,関係性の築き上げられていない関係での話し合いの場の設定が可能になる。そこで,ICTの活用による文字化資料の作成の効率化などの利点も取り入れながら,実際に県を跨いで高等学校間を接続し,話し合いを行うとともに,その話し合いの対象化を行う実践を開発,展開した。結果,学習者は学校間の接続に肯定的な評価を示すとともに,方法知の獲得の土台となるであろう認識を獲得したことを明らかにした

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