認知症高齢者を対象としたパーソンセンタードケアにおける尊厳の保持とコミュニケーションの理念に関する研究

Abstract

この研究の目的は、認知症高齢者を対象としたパーソンセンタードケアにおける尊厳の保持とコミュニケーションの理念について検討することにある。認知症高齢者の声に耳を傾けること、言葉と行動にきめ細やかに心を傾けながら、寄りそうことによって、その当事者の視点を理解することに近づくことが出来る。人の価値を認めることや、尊重、信頼はパーソンセンタードケアの真髄である。さらに、当事者の価値を認める介護提供者の育成のためには、組織管理者、家族といったケア提供者を取り巻く人々が、ケア提供者の価値を認め、パーソンセンタードケアを実践できるしくみを作り上げていくことが肝要である

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