Abstract

我が国は、急速に人口の高齢化を進行させ、介護需要を増大させた。その時代の要請に応えるべく、社会福祉士および介護福祉士法が1987年に施行され、20年が経過した。この間、介護福祉士の資格取得者数は約64万人に達している。この度施行後初の法改正があり、介護福祉士の定義も、専門性をより多様化・高度化するニーズに対応するため、「入浴、排せつ、食事その他の介護」から「心身の状況に応じた介護」へと改められた。本稿では、これまでの介護福祉士養成の変遷を概観し、平成18年11月に中間報告された介護福祉士養成の新カリキュラム案をもとに、今後の介護福祉士養成の在り方を考察する

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