レムデシビル、デキサメタゾンを投与し改善したCOVID-19の3例

Abstract

京都府立医科大学附属北部医療センター 総合診療科Department of General medicine, North Medical Center, Kyoto Prefectural University of Medicine今回我々は中等症I、II及び重症COVID-19肺炎の3例を経験した。いずれの症例も生活習慣病や喫煙などの重症化リスク因子を複数持っており肺炎症状が増悪したが、レムデシビルとデキサメタゾンを投与し軽快退院に至った。COVID-19はウイルス性呼吸器感染症と宿主免疫の過剰反応が関与して重症肺炎に至る2つの側面を持っている。COVID-19の臨床的改善を得るには、病期を理解しそれぞれの病態に対して適した薬剤投与を行うことが重要である。(著者抄録

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