小学生の立位姿勢の型と生活習慣との関連

Abstract

本研究は、児童の立位姿勢に着目し、姿勢の型と生活習慣との関連性を検討することを目的とした。札幌市内の小学校に在籍する⚕年生219 名(男子110 名、女子109 名)を対象に撮影した写真から姿勢をケンダルの姿勢分類に従い⚕つの型に分類し、さらに⚕つの型を良姿勢群および不良姿勢群に大別した。生活習慣に関するアンケートは12 項目とした。χ2検定および母比率の差の検定にて統計処理を行なった。姿勢の型の内訳は、理想型が最も少なく(1.4%)、後弯-前弯型が最も多かった(57.1%)。対象者の内、81.7%の児童の立位姿勢は不良であった。アンケート結果から、⽛練習および稽古の時間⽜の項目のみ有意差が認められ、他の姿勢型に比べ、平背型が練習や稽古の回数が月に⚑回の児童が有意に多かった。児童の姿勢には学校以外での習い事やスポーツの時間、そしてその種目が影響している可能性が示唆された

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