Development of Cooperative Dialogue for 5-year-olds ̶Focusing on Children’s Appearance in Activities by KANZU Approach—

Abstract

本研究の目的は、5歳児を対象とした看図アプローチによるビジュアルテキストの読み解き実践の意義について検討することである。看図アプローチによるビジュアルテキストの読み解きは、「雨の日」の写真を題材とし、「蛙」と「紫陽花」の写真をそれぞれ2枚、「水溜り」の写真1枚をビジュアルテキストとして使用し、筆者とグループ(子どもと担当保育者)で行った。その結果、ビジュアルテキストの特性による子どもの発話の違い、虚構と現実の世界を楽しみながら作話を始める姿や根拠をあげて説明するという5歳児の発達の特徴がみられた。看図アプローチによるビジュアルテキストの読み解き実践は、子ども同士や保育者との協同的な対話を展開し、表現する楽しさや伝え合うことを体験する活動として有用であることが示唆された

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