長崎大学学位論文 学位記番号:博（医歯薬）甲第89号 学位授与年月日:平成19年3月20

Kyaw Soe

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  論文審査の結果の要旨    報告番号   博(医歯薬)甲第 89 号  氏名  Kyaw Soe  学 位 審 査 委 員  主 査   下川  功          副 査   兼松 隆之          副 査   溝田  勉           論文審査の結果の要旨  １ 研究目的の評価 本研究は、ミャンマー国において、C型肝炎ウイルス（HCV）陽性肝癌が若年時に発症する要因について、鉄沈着による細胞動態の変化という観点から研究したもので、目的は十分に妥当である。   ２ 研究手法に関する評価 ミャンマー国患者の肝癌組織切片において、HCV 蛋白および RNA を免疫染色、in situ hybridization で確認した後、Prussian Blue 染色による鉄沈着、Ki-67 の免疫染色による細胞増殖、TUNEL 法による細胞死を評価した研究手法も妥当である。   ３ 解析・考察の評価 鉄沈着が細胞死の抑制ではなく、肝細胞の増殖を促進することを示し、ミャンマー国におけるHCV陽性肝癌の若年時発生の要因を明らかにしたことは、今後、肝癌予防の臨床研究への発展が期待できる。   以上のように本論文は肝癌の進展の研究に貢献するところが大であり、審査委員は全員一致で博士（医学）の学位に値するものと判断した。    

ミャンマー国に於けるＣ型肝炎ウイルス陽性肝癌での鉄沈着と細胞増殖活性動態に関する研究

Kyaw, Soe

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