保育者と子どもの関係構築プロセスの変容と要因(4)―中堅後期の保育者に着目して―

Abstract

本研究は、中堅後期の保育者が子どもとわかり合おうとする関係構築プロセスや転機や変容の要因を明らかにすることを目的とした。保育経験11年目以上の2名の保育者と2歳児の1年間の関わり合いに着目した結果、①本児視点だけでなく俯瞰的視点も駆使しながら子どもとわかり合おうとしていること、②本児主体尊重志向に裏付けられた保育行為を意図的に選択することが関係構築を促進させていたこと、③転職から体得した保育者の信念が大きく影響を及ぼしていたことなどが明らかになった。保育者のキャリア発達に伴い、徐々に子どもを捉える視点や自身と子どもとの関係性を捉える視点などが多角的に拡がり、包括的に捉えながら子どもとわかり合おうとしていることが示唆された

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