領域別臨地実習に向けた模擬患者演習による看護系大学生の学習意欲への影響 : 演習実施者と観察者での教育効果の違い

Abstract

本研究の目的は、模擬患者演習における演習実施者と観察者での学習意欲に対する教育効果がどのように異なるのかについて明らかにし、今後の演習における課題を検討することである。2011年9月にA大学看護学部3年生86名を対象とし模擬患者演習を実施し、その前後に質問紙調査を行った。その結果、観察者では看護師を目指す学習意欲が向上していた。演習実施者の学習意欲では、看護へのイメージ化とともに「学習」に関する項目に有意な変化があったことから、自分の学習に対する具体的な課題を見出し、演習において現場に近い感覚が得られたことが窺えた

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