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Research Center for Ethnomedicines
Authors
Ahmad Javed
Meselhy Meselhy Ragab
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小松 かつ子
東田 千尋
谿 忠人
Publication date
20 April 2002
Publisher
富山医科薬科大学和漢薬研究所
Abstract
I.伝統薬物に関するデータベース(ETHMEDmmm)の構築民族薬物資料館に保有される約4,000点の生薬標本のデータを整理構築した。その内, 約50種類の生薬の学術情報, 約1,000点の標本に関するデータをインターネット上に公開した。II.伝統薬物の薬効の評価と解析に関する研究1)難治性の神経疾患に対する有効性の検討とそれらの薬理作用の機序に関する研究インド生薬Ashwagandhaから, ラット大脳皮質神経の初代培養細胞における神経突起伸展とシナプス形成作用を促進する成分を明らかにした。また人参類生薬のヒト神経モデル細胞に対する神経突起伸展作用を検討し, 野三七メタノールエキスから, 活性成分として4種のprotopanaxadio1系のサポニンを同定した。2)抗そう痒作用を有する伝統薬物の研究蛇床子メタノールエキスが, マウスにおけるサブスタンスP誘発の痒み行動を抑制することを明らかにし, エキスの分画により, 痒み行動を強く抑制する画分を得た。現在, 活性成分を同定中である。皿.生薬の品質評価に関する研究1)遺伝子解析による生薬の同定法開発に関する研究欝金・義朮類生薬の簡便な同定法として, 18SrRNA遺伝子及びtrnK遺伝子の塩基配列に基づくAmplification Refractory Mutation System法を確立した。また, 人参類の同定にTaqMan Assay法によるSNPs解析法を検討した。Rheum属植物並びに大黄についてmatK遺伝子領域の解析を行い, 塩基配列は種及び産地に特異的であることを明らかにした。2)生薬の基源と品質に関する研究雲南省産野三七からmajonoside R2を主成分とする30種のdammarane系サポニンを単離同定した。本種は分子系統学的にも成分化学的にもPanax vietnamensisに近縁であった。IV.世界の伝統医薬学の調査研究中国の広西壮族自治区, 広東省及び浙江省とタイ国で, 鬱金・莪朮類生薬並びにCurcuma属植物の市場と栽培(野生)地の調査を行った。モンゴル国のバヤンホンゴル県等で甘草, 麻黄, 及びモンゴル生薬の植生調査を行った。この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されまし
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