50 research outputs found

    学習者によるタブレット型端末の機能の選択活用が情報活用能力に与える効果についての事例的研究

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     アクティブ・ラーニングを促す授業作りと,客観的な授業の振り返りを実現するため,教師と生徒双方の視点に基づいた授業に関する質問項目を抽出し,信頼性・妥当性の高い指導と学習に関する授業評価尺度の作成を試みた。アクティブ・ラーニングを促す授業評価項目を収集するための調査を,研修を受講した県立高等学校の教諭を対象に行い,既存の授業評価に関する枠組みを参考に項目を整理し,48項目からなる質問項目(暫定尺度)を作成した。県立高等学校生徒81名を対象に質問紙調査を行い,因子分析(主因子法,プロマックス回転)を施した結果,「学びの見通しと振り返り」,「学習規律」,「安心と受容」,「主体的・能動的学び」の4因子が抽出された。N県立教育センターの職員らが望む評価の観点を踏まえて,これらの項目の妥当性を検討した。また,4因子について内的整合性を調べたところ,Cronbachのα係数は.71~.83の範囲にあり,信頼性も確認された。よって,4因子12項目で構成される「アクティブ・ラーニング授業評価尺度」が完成した。今後,授業評価尺度の改善を進め信頼性と妥当性を高めるとともに,生徒の学習意欲や学力などとの相関を分析していく必要がある

    教師の声かけが学力低位層の生徒の学習意欲に与える効果に関する事例的研究 : 中学校1学年英語科における生徒の変容

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     本研究では,中学校1学年英語科の授業において,教師の声かけが,学力低位で学習意欲の低い学習者に与える効果について,生徒の実態から検証した。その結果,学力低位層の生徒は,教師が全体に対して行う声かけには関心を示さない傾向があり,聞いていたとしても,学習に有益に作用せず,学習意欲を低下させることが多いことが示唆された。また,教師が個別に対して行う声かけでは,承認・称賛や生徒の学習段階に合った具体的な助言の声かけが,学力低位層の生徒の学習意欲を高める可能性があることが明らかになった

    指導と学習の振り返りを促す授業評価に関する基礎的研究 : 「アクティブ・ラーニング授業評価尺度」の作成

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     アクティブ・ラーニングを促す授業作りと,客観的な授業の振り返りを実現するため,教師と生徒双方の視点に基づいた授業に関する質問項目を抽出し,信頼性・妥当性の高い指導と学習に関する授業評価尺度の作成を試みた。アクティブ・ラーニングを促す授業評価項目を収集するための調査を,研修を受講した県立高等学校の教諭を対象に行い,既存の授業評価に関する枠組みを参考に項目を整理し,48項目からなる質問項目(暫定尺度)を作成した。県立高等学校生徒81名を対象に質問紙調査を行い,因子分析(主因子法,プロマックス回転)を施した結果,「学びの見通しと振り返り」,「学習規律」,「安心と受容」,「主体的・能動的学び」の4因子が抽出された。N県立教育センターの職員らが望む評価の観点を踏まえて,これらの項目の妥当性を検討した。また,4因子について内的整合性を調べたところ,Cronbachのα係数は.71~.83の範囲にあり,信頼性も確認された。よって,4因子12項目で構成される「アクティブ・ラーニング授業評価尺度」が完成した。今後,授業評価尺度の改善を進め信頼性と妥当性を高めるとともに,生徒の学習意欲や学力などとの相関を分析していく必要がある

    The Transformation Process of Research Awareness as Understood through the Narratives of Students Formerly Enrolled in the Doctoral Program of the Graduate School of Education

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     In this study, a qualitative analysis, Trajectory Equifinality Modeling (TEM), was used to highlight the transformation process of the research awareness of four former doctoral students. The doctoral programs to which the students formerly belonged train researchers and professional educators who are capable of research and practice. The authors describe the trajectory of the students advancing to their respective Equifinality Points through various experiences and possibilities despite fluxes in their research awareness. Citing the TEM diagrams drawn, the authors discuss: 1. The existence of change in the research environment and the reality of the adaptation process. 2. The existence of a period of exploration as a practicing researcher. 3. The meaning of the Obligatory Passage Points for students in doctoral programs in education. Closing the article, the authors examine future issues
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