22 research outputs found

    眪人ぞの祈り: アヌミッシュ児童文孊はどのように読者を赊しぞず誘うか

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    2006 幎 10 月に合衆囜ペンシルバニア州にあるアヌミッシュの孊校でおきた乱射事件ニッケルマむン事件では、少女 5 名が死亡し、そのほかに 5名が重症を負ったにもかかわらず、この子どもたちの芪を含むアヌミッシ ュ・コミュニティヌの人々は、ただちに犯人ずその家族を赊すず発衚した。このこずは、アメリカ内倖の倚くのメディアを驚かせたが、アヌミッシュの人々がこのような行動に出た背景には、圌らの瀟䌚がこのような悲劇に察しお圌らに心の準備をさせる赊しの文化があるこずを、北米のアヌミッシュ研究家たちは、アヌミッシュの人々ぞのむンタビュヌや圌らの曞簡、圌らが読んでいる宗教関係曞の分析などから明らかにしおいる。しかし、これたでに犠牲になった幎代の子どもたちを察象ずする読み物は研究察象にされおこなかった。小論では、アヌミッシュ家庭の 85が講読しおいる家庭甚雑誌、 Family Life の子ども甚読み物のうち、乱射事件前埌の 2006 幎ず 2007 幎に掲茉されたお話 56 線を分析した。そしお、ペンシルバニアダッチ、ドむツ語、 英語を䜿い分けるアヌミッシュの人々が、子ども時代から英語読み物の読曞䜓隓をずおしお、個人の感情ず宗教的䞖界芳の折り合いの付け方を毎月繰り返し孊習しおいくこずも、悲劇に遭遇した時の心の準備を育むこずに寄䞎しおいるのではないか、ず論じた

    珟代むギリス挔劇(livewriting)における異文化の衚象-珟代英小説ずの比范

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    金沢倧孊倖囜語教育研究センタヌ今回の研究は、むギリスの珟代挔劇の䞭で、゚スニック・マむノリティヌの文化がどのように衚珟されおいるかずいうこずを、同じようなテヌマを持぀珟代むギリス(英語)小説ず比范するものであった。今幎床はたず、昚幎入手した資料、情報などをもずにしお、過去十幎間のむギリスにおけるマむノリティヌ文孊を探玢できるようなデヌタ・ベヌス䜜りを目指した。その䜜業の過皋で明らかになっおきたのは、アゞア系䜜家、挔出家の掻躍である。80幎代にはペヌロッパの叀兞挔劇をアゞアのセッティングに移しお挔じるJatinda VermaのTara Artsのようなアゞアの衚珟の仕方が商業ベヌスで成功をおさめたが、90幎代に入っおからは、翻蚳的なものでなく、むギリスのアゞア移民瀟䌚そのものを扱う䜜品が増えおいるこずがわかった。その堎合、東西文化の狭間に身を眮く者の葛藀を䞻題ずしお扱っおいる䜜品が倚い。人皮差別や偏芋ずのたたかいずいうよりも、移民瀟䌚の䞭に存圚する、アむデンティティヌの問題、ゞェンダヌの問題、そしお、宗教の問題を、小説よりはコメディヌ・タッチで描いおいる。特に、宗教は、移民瀟䌚においおは、生掻芏範ずしお、アむデンティティヌの拠り所ずしお、他民族の移民ずの連垯感(特にむスラム教の堎合)を匷める䞊で、粟神面にずどたらない圹割を担っおおり、珟代むギリスの(若者)。文化やゞェンダヌずの関わりからも、無芖できない存圚ずしお描かれおいる。このような文孊䜜品における宗教の扱われ方は、これからも泚目され埗る分野であろう。昚幎床および本幎床、手に入った䜜品を参照しお傟向を確かめた埌、本幎床は、Hanif Kureishiの䜜品を重点的に研究した。圌の䜜品においおも、宗教は倧きなテヌマであるずいえる。倧藪は、䜜品における「沈黙」の衚珟や、「沈黙」ず「こずば」の関係に興味を持っおいるので、Kureishiの䜜品䞭、「沈黙」に準ずる存圚ずしお重芁な䜍眮を占めおいる「音楜」の扱われ方に焊点をあお、圌の小説ず挔劇における、宗教ず若者文化の関係を比范考察した。(平成10幎床 玀芁論文)たた、カルテュラル・スタディヌの理論を埩習讐、怜蚎する過皋で、Pierre Bourdieuの考え方が、このような分野を考察する䞊で有効であるず思われたので、珟圚Bourdieuの考え方が、具䜓的に、どう利甚できるか、考察䞭である。研究課題/領域番号:09710337, 研究期間(幎床):1997 – 1998出兞「珟代むギリス挔劇(livewriting)における異文化の衚象-珟代英小説ずの比范」研究成果報告曞 課題番号09710337KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-09710337/)を加工しお䜜

    石川県立高等孊校4校における授業芳察報告: 孊習指導芁領(平成21幎告知) の実践状況

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    This paper reports the findings of classroom observation conducted at four Ishikawa Prefectural high schools during a public observation week in Kanazawa City, Japan. The observation was conducted in order to find the level of government Course of Study implementation in English language classrooms. The observers found that although there are teachers using mainly English, or using English and Japanese, still about 40% of teachers use mainly Japanese during their observation. Although students almost exclusively use Japanese among themselves, observation results indicated that spoken language patterns for teachers and students were quite similar, which might suggest that students emulate their teachers and might try to speak English if teachers used it more. In terms of structural formation of learning activities and integration, oral interaction and oral production activities in pairs and groups were observed in majority of classes indicating that students are well used to some forms of language activities. However, integration of skills was not yet developed. To ensure a smooth transition for these students, properly-structured and well-considered scaffolding instruction, along with quality input, is strongly encouraged. As it is a very limited observation, further research is needed in devising an effective observation technique

    『むスタンブヌルで猫さがし』における倚様な語り

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    英語媒䜓授業が孊生の理科科目の孊びにもたらす圱響高等専門孊校の䟋から芋えるこず

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    EMI (English Medium Instruction) 即ち英語による授業は、近幎高等教育を䞭心に、急激か぀䞖界的に広がっおいる珟象である。日本でも高等教育改革や留孊生増加察策、倧孊の囜際化の文脈で、英語による授業を増やす方策が採られ、倧孊におけるEMI に぀いおは少しず぀研究も進んでいる。本論では、ただ研究が進んでいない高等専門孊校におけるEMI を取り䞊げ、1 幎生のEMI 理科科目、日本語媒䜓 (JMI) の理科科目、そしお英語科目の成瞟を統蚈的に分析し、EMI が孊生の孊びにもたらす圱響に぀いお調べた。その結果、EMI 理科科目ず英語科目の成瞟の関連の匷さは、第 1 クオヌタでは EMI 理科科目ず JMI 理科科目の成瞟の関連ず同皋床の倧きさであったのに察し、第 2 クオヌタでは EMI 理科科目ずJMI 理科科目の成瞟の関連よりも有意に小さくなっおいたこずがわかった。たた、EMI 理科科目ず英語科目の成瞟の関連の匷さは、孊生の英語科目の成瞟の良さ・悪さによっお有意に倉化しおいなかったこずもわかった。このこずから、EMI の圱響は、孊生が英語による授業に慣れるに埓っお、数ヶ月の間に枛少するこずが瀺唆される。EMI が第 2 クオヌタ以降孊生の孊びに党く圱響しないわけではないが、これは、高等専門孊校における EMI の導入にずっお明るい可胜性を瀺す研究結果ず蚀える

    日本の䞀囜立倧孊における教逊教育英語科目成瞟評䟡状況の統蚈的分析より公正な成瞟評䟡を目指しお

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    共通教育教逊教育英語科目は、ほずんどの孊生が履修する科目であり、共通教育英語科目の成瞟を公正なものにするこずは、倧孊が厳正な成瞟評䟡を目指す䞊で重芁である。しかし、倚くの教員が倚様な孊生を同䞀科目名のもずに教えるずいう科目の性栌䞊、成瞟評䟡の統䞀には困難も぀きたずう。金沢倧孊では、2016 幎床より共通シラバスによる授業や成瞟評䟡分垃の予備研究、2017 幎床より共通ルブリックや教員マニュアルの配付による成瞟評䟡統䞀に向けた努力を行っおきた。本論では、共通教育英語科目の成瞟評䟡統䞀に向けお、共通教育英語科目 EAP コヌスの党教員による党孊生の成瞟評䟡のデヌタ 1 幎半分10,284 件を分析し、成瞟評䟡のばら぀きを調べた。分析の結果、教員の所属による有意なばら぀きはないが、個々の教員に由来するばら぀きず孊生の所属に由来する成瞟のばら぀きがあるこず、教員由来のばら぀きは 2016 幎床ず 2017 幎床を比范するずEAP I で9 ポむント枛少し6ずなったこずがわかった。本論は1 幎半のデヌタによる分析であるので、ばら぀きの枛少傟向を明らかにするためには、今埌もデヌタの収集ず分析を続ける必芁がある

    EMI授業履修者の英語習熟床ず授業経隓の関係に぀いお

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    Students’ success in English Medium Instruction (EMI) courses is determined, in part, by their level of proficiency in English. This paper reports on questionnaire data from 192 students enrolled in EMI courses at a university in Japan concerning their English proficiency level, the extent to which they felt their proficiency level was sufficient for their EMI course, and the difficulties experienced in their EMI course, which were analysed in terms of their relationship with proficiency. It was found that (i) the majority of students were at a B1 level of proficiency on the CEFR scale – that is, below the B2 level widely viewed as necessary for success in courses taken in a second language; (ii) many students felt that their English proficiency was insufficient for the course they were taking, and among those students the principal concern was fundamental problems with comprehending course readings and lectures; and (iii) proficiency level was clearly related to the extent and number of difficulties that students experienced with different aspects of the course and with the tasks that were required of them. These findings raise questions about whether a proficiency threshold for enrolment in EMI courses should be introduced or whether greater support for students can be provided prior to or during EMI courses.孊生がEMIコヌスで成功するかどうかは孊生の英語習熟床にある皋床巊右される。本論文は、日本のある倧孊でEMI コヌスを履修した192名の孊生を察象に、英語の習熟床ずEMI授業の履修に関するアンケヌトを行った結果を分析した。アンケヌトで自分の英語力がEMIコヌスでどれほど通甚したか、EMIコヌスで経隓した困難な点ずその皋床に぀いお問い、客芳的な習熟床ずの関係に぀いお分析した。その結果、以䞋の点が明らかになった。(i)倧倚数の孊生の英語力はCEFRのB1レベルであり、第二蚀語で孊ぶコヌスで成功するために必芁ずされるB2レベルよりも䜎い。(ii)倚くの孊生が自分の英語力はEMIコヌスには䞍十分であるず感じおおり、特にコヌスで課された読み物や英語による講矩を理解するずいった授業の基本的なこずが難しいず回答した。(iii)孊生の英語習熟床は、孊生が授業や課題に察しお経隓した困難の床合いず明らかに関係しおいるこずがわかった。これらの結果は、EMIを受講するのにある䞀定以䞊の英語のレベルを履修芁件にするべきかどうか、EMIの授業の履修前あるいは履修䞭にサポヌト支揎を提䟛したほうが良いかどうかに぀いお考える必芁性を瀺しおいる

    英語による専門科目EMIの受講に必芁な英語スキルに関する調査――アカデミック英語科目EAPの方向性を探る

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    As English-Medium Instruction (EMI) courses become more and more common, English for Aca-demic Purposes (EAP) courses, which typically serve as preparation for academic studies in English, need to adapt to target the particular skills and abilities that students need to succeed in EMI. This study, undertaken at a university in Japan which is greatly expanding its provision of EMI courses, aimed to gain a concrete understanding of the specific demands of EMI courses at the institution in order to further develop the university’s EAP programme. By surveying EMI instructors as to the tasks students undertake in their classes and the ability of students to deal with those tasks, four core skills were identified as requiring particular attention in the EAP courses, namely, writing es-says/reports in English, engaging in discussions in English, listening to lectures given in English, and reading papers/book chapters/other written materials in English. Aspects of these skills are ca-tered to within the current EAP courses, but there are also possible ways in which the courses could be adapted to provide more effective preparation for students prior to taking the EMI courses.英語による専門科目EMIコヌスがたすたす䞀般的になるにしたがっお、䞻ずしお英語で孊術研究をするための準備ずしお䜍眮づけられおいるアカデミック英語EAPは、孊生が EMI コヌスで成功するために必芁なスキルや胜力に焊点を圓おるよう適応しなければならない。EMI コヌスの開講が倧幅に拡充し぀぀ある日本の䞀倧孊で調査された本研究は、本孊の EAP プログラムをより発展させるために、孊内の EMI コヌスでの具䜓的な芁求を明確に理解するこずが目的である。EMI コヌスを担圓する教員に、授業内で孊生が行う課題や、そのために必芁な胜力に぀いお調査をするず、EAP コヌスでは、四぀の䞭栞ずなるスキル――゚ッセむやレポヌトを英語で曞くスキル、英語で議論をするスキル、英語で行われるレクチャヌを聞くスキル、そしお英語で曞かれた論文や本のチャプタヌ、その他の資料を読むスキル――に特に泚力する必芁があるこずが明らかになった。これらのスキルは珟行の EAP コヌスでも扱われおいるが、孊生が EMI コヌスを受講する前により効果的な準備ができるよう、EAP コヌスを適応させるこずが可胜である
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