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    天草磁器土を原料とする磁器の下絵付け・ 施釉前の素焼き温度

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    天草磁器土を原料とする磁器の製造工程では、下絵付けや施釉の前に、乾燥した成形体は通常およそ900℃で素焼きされる。本研究では、素焼き温度の科学的妥当性を検証した。その結果、少なくとも泥漿鋳込みで成形される天草磁器土を原料とする磁器では、素焼き温度が約900℃であることの科学的根拠は希薄であることがわかった。磁器化し始める温度(約1100℃)より若干低い温度から素焼きされた成形体の強度が顕著に向上することから、通常より高い素焼き温度の妥当性が示唆された
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