5 research outputs found

    Study on the usefulness of Meg1Crb10 transgenic mouse as aType2 diabetes mellitus model animal. -Analysis of blood plasma component and expression of genes related to onset of diabetes -

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    Meg1/Grb10遺伝子導入マウス(Meg1マウス)はインスリンのシグナル伝達阻害による高インスリン血症を呈することから2型糖尿病モデルと考えられている。Meg1マウスは肥満を伴なわずに高血糖を発症するが、脂肪・カロリーの過剰摂取によっても糖尿病の発症が著しく増加する。本研究はMeg1マウスの2型糖尿病モデルとしての有用性を検討するために、Meg1マウスと対照マウスを高脂肪・高カロリー飼料(HFD)及び対照飼料(NFD)で飼育した時の血漿アディポネクチン量とBMI値を比較するとともに糖尿病関連遺伝子の発現量について他の糖尿病モデルマウスと比較検討した。血漿アディポネクチン量はMeg1マウスのHFDが最も高く、対照マウスのNFDが最も低い値を示した。一方、BMI値は対照マウスのHFDが最も高い値を示し、血漿アディポネクチン量とBMI値は逆相関が認められ、ヒト2型糖尿病と類似することが認められた。また、Grb10、Glut4遺伝子の発現量はMeg1マウスと他の糖尿病モデルマウスでは異なる値を示し、Meg1マウスでのGrb10遺伝子の発現量は高く、Glut4遺伝子の発現量は低かった。以上のことから、Meg1マウスには他の糖尿病モデルと異なる発症機構の存在が示唆され、Meg1マウスは2型糖尿病モデルとしての有用性が考えられた

    Effect of High-Fat and High-Calorie Diets on the Onset of Diabetes in Meg1/Grb10 Transgenic Mice

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    Meg1/Grb10遺伝子導入マウスはインスリンのシグナル伝達阻害による高インスリン血症を呈することから、II型糖尿病モデルと考えられている。そこで、本モデルマウスを用いてII型糖尿病発症に及ぼす飼料の影響について検討した結果、ヒトII型糖尿病モデルとして有用性を確認することが出来た

    Analysis of plasma components related to onset of diabetes in Meg1/Grb10 transgenic mice

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    2型糖尿病は肥満から糖尿病を発症すると考えられており、Meg1マウスは通常飼料では肥満を伴わないが、高カロリー飼料を摂取することによりグルコース代謝の異常によって糖尿病を発症する。Meg1/Grb10遺伝子導入マウス(Meg1マウス)はインスリンのシグナル伝達阻害によるインスリン抵抗性を呈することから2型糖尿病モデルと考えられている。本研究は、糖尿病発症機序の解明を目的として、Meg1/Grb10遺伝子導入マウス(Meg1マウス、TG+)とコントロールのマウス(Meg1マウスの親系統であるC57BL/6N;TG-)の雄を用いて高カロリー・高脂肪飼料を給餌した場合のグルコース代謝におけるシグナル伝達阻害の影響について血漿成分の面から検討した。その結果、血漿中のIGF、BUN値はいずれもTG+がTG-より有意に低く、一方、中性脂肪量はTG+ がTG-より有意に高かった。Meglマウスで認められたインスリン値の増加とIGF-1値の減少はインスリン伝達経路においてGrb10がインスリン受容体への結合を阻害していることの証明といえる。Meg1マウスにおける高インスリン血症はインスリン抵抗性の結果と考えられる
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