14 research outputs found

    Comprehensive education for children into healthier eating styles, approach to health promotion through subjects in junior high school

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    目的: 家庭科の食に関する取り組み, および総合学習の職場体験という教科学習を通して, ヘルスプロモーションの視点から, 健康に関心をもつための課題について考察した。研究方法: 中学1年生を対象として高齢者の食に関する学習の前後と9ヶ月後に調査を行った。中学2年生には職場体験前後に調査を実施した。教科学習の学びと食や生活習慣との関連を検討した。結果・考察:自分の体に気をつける必要性を感じている生徒は, 自分の食に健康管理を結びつけており, 自分だけでなく高齢者の健康への意識も高いと考えられた。中学生までに自分の健康や食を中心とした生活の組み立てを身につけておくことが課題と考えられた。時間経過と共に学びは弱まる傾向が認められ, 生活との関連づけによって学びを維持することが重要であると考えられた。職場体験前に疲労を予測した生徒は, 男子より女子に多く, 男子は持久走タイムが下位, 女子は上位の生徒に多かった。職場体験は, 男子は持久力の必要性, 女子は不安や緊張の軽減という働き方を学ぶ機会になると思われた。教科学習を基盤として, 多様な世代や場における健康の実践課題に気づくように, 生徒を支援できる可能性が示唆された

    An Enforcement of 'Distinct Teaching Practice' at Hiroshima University (II)

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    本研究の目的は, 2008年度に実施された「特色ある教育実習プログラム」に関して, 「教育実習観察」の効果に焦点化して報告することである。検討の結果以下の点が明らかとなった。①「小学校教育実習観察」は, 目標とした小学校教育実習のイメージの形成, 教職に関する意識向上, 次年度の教育実習に向けた課題意識の形成の点で有効であった。しかし, 参加学生の当日の態度, 事前指導等に関して改善を要する課題も明らかになった。次年度に向けて, 参加学生の目的意識の涵養や社会人としてのマナーの向上のために事前指導の内容を改善すること, とりわけ2年次生と3年次生との事前の連絡を充実することが課題とされた。②「中・高等学校教育実習観察」は, 目標とした中・高等学校教育実習のイメージの形成, 教職に関する意識向上, 次年度の教育実習に向けた課題意識の形成の点で有効であった。しかし, 参加学生の目標の理解, 次年度実習に向けた学生の課題の解決, 成績評価の方法等に関して今後取り組むべき課題も明らかになった。今後は, 次年度の授業化に向けて観察する内容の情報伝達について事前指導を充実すると共に, 成績評価の方法を整備することが課題とされた

    An Enforcement of 'Distinct Teaching Practice' at Hiroshima University (III)

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    本稿の目的は, 一昨年度より本格的に実施された「特色ある教育実習プログラム」の実施に関して, 「教育実習指導A」及び「教育実習指導B」の効果に焦点化して報告することである。検討の結果以下の点が明らかとなった。①「教育実習指導A」は「小学校教育実習Ⅰ」に向け, 実習に対する意欲の喚起, さらに課題意識の明確化に有効であったといえる。しかし, 授業観察の観点, 時間割作成等に関する改善点・要望の記述が多くみられた。今後はこれらに対する支援の充実が課題である。②「教育実習指導B」は, 「教育実習の理解度」「教育実習に参加した印象」「本実習までの課題」に関して概ね目的の達成が見られたといえる。課題としては, やはり3日間という短期間であるためか, 教科指導の観察が中心となり, 学級経営などの理解が十分でないことを挙げることができる。③「特色ある教育実習プログラム」全体の中での「教育実習指導A」及び「教育実習指導B」の目的の明確化と, 1年次生から3年次生まで配置されている各種教育実習との整合性が課題として指摘された。広島大学教育学部・各附属学校で育成すべき教師像を明確化し, 再度教育実習システム全体を再構築することが必要とされた
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