30 research outputs found

    Development of music Learning to Develop Student's Ability to Express Themselves (5) Study to Improve Cooperative Creation in the Music Department

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    音楽科では, 今後, 日本音楽を学習内容としてとりあげていくことに改善の余地がありそうだ。また, 昨年度までの研究成果として, 「異校種異学年交流」の学習によって, 他者を意識する思いが培われ, それを土台に子どもたちの感性および表現力を高めていくことができることが徐々に分かりつつある。そこで, 本年度は新たなものを創造することで子どもたちが意欲的に学習に取り組み, その結果自分たちがつくり出す音楽に感動し豊かな情操が育成されるのではないかと考え, 本実践を試みた。4年生と7年生による合同授業「『さくらさくら』のアレンジに挑戦!」では, 桜が咲いているイメージを膨らませ, 箏, リコーダー, 小楽器, 歌唱のアンサンブルを創作させていった。その中で, 7年生は音楽を練り上げるためのリーダーとなり, 4年生とともにしっかりとコミュニケーションをとることができるように授業者2人が意思疎通を図りながら支援を行った。その結果, 子どもたちに自分とは異なる考えにふれて新たな考えや技能, より高い価値を獲得して一人ひとりの思考や表現を深めていくことができ, 協同的創造学習の1モデルを開発することができた

    A basic study for the development of music literacy (1)

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    音楽科授業における音楽活動を可能にするものは, 様々な音楽的能力である。音楽的能力のうち, 特にその基礎となるものが音楽リテラシーである。本研究では, 音楽リテラシーの中でも聴唱力に着目し, 小学校3年生~ 6年生の児童を対象として調査を行った。調査内容は, 調査者が3音からなる階名聴唱課題13題をキーボードで弾き, 聞こえた音を児童に階名唱させるものである。本研究の目的は, 階名聴唱課題における階名の認知力と音高の再生力に着目して, 児童の聴唱力の発達の諸相の一端を明らかにすることである。評価項目は, ①すべての音の階名の正しさ, ②すべての音の音高の正確さである。研究の結果, 階名の認知と音高の再生の双方に共通して言えることは, 開始音にドが位置する課題と, 順次進行する課題において, 階名を認知しやすく, 再生しやすいことがわかった。また, 階名の認知と音高の再生の相違点としては, 前者では4度音程以上の跳躍進行の第2の音は階名を認知しにくいが, 後者では再生しにくいという傾向は認められなかったことが挙げられる
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