123 research outputs found
Collective Quantisation of a Gravitating Skyrmion
Collective quantisation of a B=1 gravitating skyrmion is described. The
rotational and isorotational modes are quantised in the same manner as the
skyrmion without gravity. It is shown in this paper how the static properties
of nucleons such as masses, charge densities, magnetic moments are modified by
the gravitational interaction.Comment: 10 pages, 9 figures, minor corrections, published versio
Various Types of Wisconcin Card Sorting Test and lts Clinical Applications for Developmental Disorders
ウィスコンシンカード分類テスト(WCST)には種々の手法があり,これらの異なる手法に基づく研究成績の解釈は必ずしも容易ではない。そこで,本研究はWCSでの諸手法の変遷を整理するとともに,脳機能画像研究によるWCST遂行中の脳機能局在の解明に関する研究および発達障害への臨床応用に関する研究動向についても展望することを目的とした。WCSTは1948年のBergによる最初の報告以降,反応カード数や教示法,評価手続きなどの違いによる種々の異なる手法が存在し,さらにコンピューターによる新たな形式が開発されており,従来の手法との検査成績の異同の解明は未だ不十分である。画像検査では前頭連合野の背外側部における活性化が示され,ワーキングメモリーや抑制系との関連が推測された。発達障害児・者を対象とした臨床応用では,障害種および亜型による成績の相違や発達的変化などに関する知見が報告されているが,手法の違いに基づく違いについても考慮する必要性が指摘された
New Trends in Neuropsychological Study for Children with ADHD and Autism
発達障害児における神経心理学的検査の応用に関する研究は未だ乏しい。そこで注意欠陥多動性障害(ADHD)や自閉症などの発達障害の領域における神経心理学的検査実施の動向を調査し,その臨床応用について考察することを目的とした。ADHDや自閉症の原因として脳の中でも特に未解明な部分が多い前頭葉の機能が注目されている。そこで文献研究に基づいて, 前頭葉損傷がもたらす影響について明らかにし,さらに,前頭葉機能に焦点を当てているとされる各種神経心理学的検査の特性についての検討を行った。その結果,発達障害児を対象とした神経心理学的検査に求められる今後の課題として,小児における検査の標準化,実施法の簡便化,適用基準の明確化などが挙げられた。障害児教育の現場において個々の障害児の各種認知過程に関する正確な情報が必要とされているが,このような視点から神経心理学的検査の有用性について考察した
Current Research Findingson AD/HD
近年,注意欠陥/多動性障害(AD/HD)への関心が高まり,病態解明を目的とした様々な報告が行われている。本論文では,まずAD/HDの概念の変遷を整理し,ついで,神経生理学,脳機能画像研究,神経心理学および分子生物学の領域における最近の研究の動向を概観し,AD/HDの病態と臨床症状との関連について考察した。SPECTやfMRIを用いた研究で前頭葉の低灌流や同部の反応性の低下などが報告されており,実行機能の障害との関連が指摘されている。また,分子生物学的研究では候補遺伝子として主にドーパミン受容体遺伝子(DRD4)やドーパミントランスポーター遺伝子(DAT1)が挙げられ,ドーパミン関連の障害に関する報告が数多くみられ,注意の障害や多動などの臨床症状との関連が指摘されている。また,その他の候補遺伝子に関する知見も数多く報告されており,今後臨床症状との対応の検討が望まれる
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