34 research outputs found

    The Inhibitory Effect of Kakkonto, Japanese Traditional (Kampo) Medicine, on Brain Penetration of Oseltamivir Carboxylate in Mice with Reduced Blood-Brain Barrier Function

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    Oseltamivir phosphate (OP) is used to treat influenza virus infections. However, its use may result in central nervous system (CNS) adverse effects. In Japan, OP is used with Kampo formulations to improve clinical effectiveness. We evaluated the potential for using Kampo formulations to reduce CNS adverse effects by quantifying the CNS distribution of oseltamivir and its active metabolite oseltamivir carboxylate (OC) when administered with maoto and kakkonto. We administered lipopolysaccharide (LPS) by intraperitoneal injection to C57BL/6 mice to reduce blood-brain barrier function. Saline, maoto, and kakkonto were administered orally at the same time as LPS. OP was orally administered 4 hours after the last LPS injection and the migration of oseltamivir and OC was examined. Additionally, we examined the brain distribution of OC following intravenous administration. Changes in OC concentrations in the brain suggest that, in comparison to LPS-treated control mice, both Kampo formulations increased plasma levels of OC, thereby enhancing its therapeutic effect. Additionally, our findings suggest kakkonto may not only improve the therapeutic effect of oseltamivir but also reduce the risk of CNS-based adverse effects. Considering these findings, it should be noted that administration of kakkonto during periods of inflammation has led to increased OAT3 expression

    The 20th Anniversary Lecture and Symposium of the Center for Special Needs Education Research and Practice

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    ・特別支援教育実践センターの役割 : 後進へのメッセージ...長澤泰子...2 ・Education and Inclusion in the United States (アメリカの教育とインクルージョン)...クリスティ・ホーン...7 ・日本におけるインクルーシブ教育とソーシャルインクルージョンの行方...落合俊郎...13 ・諸外国における特別支援教育,日本におけるインクルーシブ教育システムの構築とその現状...齊藤由美子...15 ・多様な子どもたちの学びを大切にした学校教育システムの構築に向けて...野口晃菜...19 ・インクルーシブ教育とソーシャルインクルージョン : これからの特別支援教育のあり方への提言...クリスティ・ホーン, 落合俊郎, 齊藤由美子, 野口晃菜, 川合紀宗...2

    The role of movement in young children's development.

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    本研究の目的は, 運動, 認知, 社会性の3つを同時に縦断的に測定し, 複数の運動項目による質的な群分けを試みるとともに, 子どもの日常を加味した事例的検討を行うことにより, 運動発達が認知や社会性の発達に及ぼす影響を, 総合的にかつ個別に明らかにすることであった。年中児33名, 年長児35名を対象に, 約6ヶ月間隔で, 運動能力8項目と認知や社会性に関する5項目を測定した。クラスタ分析の結果より, 年中児では3つ, 年長児では4つの群に分けることができ, 各群の違いは, 運動に対する子どもの好き嫌い, 苦手意識や緊張感などによって説明できた。また, 重回帰分析の結果から, 年中児では, リーダーに関してはリズム, チャレンジに関しては捕球, 年長児では, リーダー, チャレンジともにボール投げが, 影響を与えていると考えられた。そして, 縦断的に検討した結果, 運動面でも大きな伸びが見られるとともに, 意欲や積極性が増す群が存在した。その一方で, 一部の運動能力の数値とリーダーやチャレンジの評定が共に下降した群も存在した。さらに, 5名の事例を検討することにより, 運動と社会性の発達的な関係を具体的に示した

    A study on "growing" and "learning" through nature experience in early childhood.

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    本研究では, 従来の研究のように保育者を中心にその周囲にいる子どもの自然体験を記録するのではなく, 特定の子どもの自然体験を4ヶ月間記録し, それを昨年度の記録や小学校の生活科の実践記録と比較することにより, 幼児の自然体験における保育者の援助や子どもの「育ち」と「学び」の特徴を検討した。その結果, 保育の文脈からある場面や活動だけを切り取ると, 昨年度の研究と同様に, 自然体験における「学び」を取り出すことはできるが, 実際の保育では, 一人ひとりの「育ち」が重視されており, 「育ち」と「学び」は切り離されたものではなくつながっていることが明らかになった。そして, 「育ち」の充実により「学び」を支えていこうとするところに幼児教育の独自性があること, つまり, 幼児教育では, 特定の領域の知識や技能を学習する小学校とは異なり, あらゆる領域においてさまざまな体験を重ね, それらが有機的に関連づくことにより, 生きる力や学ぶ力の基礎となる心情, 意欲, 態度が育つことが重視されていることが示唆された

    A Study on the Teachers' Support for Improving the Quality of Young Children's Play : Focus on the Involvement of Young Children.

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    本研究の目的は, 対象児(3歳女児: S児)の遊びの様子をビデオカメラで撮影し, その映像データを用いた保育カンファレンスを通して, 遊びに対する彼女の「夢中度」を探ることで, 遊びの質を高めるための保育者の援助について検討することである。 研究の手順は, 次の通りである。(1)S児の遊びの様子をビデオカメラで撮影するとともに, 彼女の遊びのエピソードを抽出し, 「夢中度」を評定した。(2)保育者・研究者・大学院生の保育カンファレンスを通して, S児の遊びの「夢中度」の高/低の理由, 彼女の遊びの「夢中度」がより高くなるための視点について検討した。 研究の結果, S児に対する保育者の個に応じた援助について, 以下の点が示唆された。(1)S児の興味に目を向けながら, 自発的に遊びに向かうことのできる環境を構成する。(2)保育者も一緒に遊ぶことで, 遊びの楽しさや面白さを共有する。(3)S児のつぶやきや表情を注意深く観察し, 相互のコミュニケーションを重視する。(4)S児が自発的に素材や道具にかかわることができるような場を構成する。(5)友だちと共通点が持てるような契機をつくり出す

    A Study of Reflection through "Episodic Recording Method" in Kindergarten : Analysis of Practical Record and Conference for Improving Childcare Practice.

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    本研究の目的は, 「保育実践」→「エピソード記述」→「保育カンファレンス」→「リライト」→「再び保育実践」という一連のプロセスにおける省察についての方法論を検討し, その可能性を明らかにすることにある。これまでの実践記録の多くは行動観察に基づく客観的な事実のみが記述されることが多かった。他方, 鯨岡(2005; 2007; 2008)が提唱するエピソード記述法は, 保育者が綴る実践記録として, 質的研究方法のひとつとして注目されてきている。本研究では, 鯨岡のエピソード記述法を手がかりに, エピソード記述を描き, それをもとに保育カンファレンスを行い, カンファレンスでの協議をもとに, 再度エピソード記述を書き直した。このような一連の過程における実践的意義として以下のようなことが挙げられる。第一に, エピソード記述を描くことにより, 保育者自身が抱える問題意識がより明確となり, その子(対象児)理解の枠組みが意識化されたと考えられる。第二に, カンファレンスを行い, その後にリライトを行った結果, 時間の経過にともなう子どもの変容や保育者自身の子ども理解の枠組みに関する変化を捉えることができた点である

    A study of Conference used by "Episodic Recording Method" in Kindergarten.

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    近年, エピソード記述(鯨岡2005)を用いた保育カンファレンスが報告されてきている。しかしながら, 通常のカンファレンスに関する研究は蓄積されてきているが, エピソード記述を用いたカンファレンスの意義やその特性を検討している研究は見あたらない。そこで, 本研究では, エピソード記述を用いた保育カンファレンスの特質と意義を検討することを目的とする。第一に, エピソード記述を用いた保育カンファレンスのプロセスを把握し, 第二に, エピソード記述を用いたカンファレンスの参加者の意義を検討した。 その結果, カンファレンスのプロセスに関する分析からは, エピソード記述を用いるからこそ登場する段階が存在し, エピソード記述そのものの質がカンファレンスの過程に影響を与えていることが明らかとなった。また, エピソード記述の読み手であるフロアの参加者は, 保育観や子ども観に対する違和感を表明することで話題提供者としてのエピソード記述の描き手の保育の枠組みに揺らぎを与える存在として機能していた。さらに, 参加者は描き手の保育の枠組みに, 違和感を抱いたとしても, 相手の枠組みを認め, その場面に身を置こうと務めることで二重の保育体験をしていた

    The construction of resources to assist some portents of collaborative play : The early childhood teacher which supports a 3 years old boy.

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    本研究の目的は, 対象児(3歳男児:T児)の様子をビデオカメラで撮影し, 映像データを保育者・研究者・大学院生間で相互に検討することで, 協同遊び場面を中心に, 3歳児における保育者の個に応じた支援に関するリソースを構築することである。 本研究の方法は, 次の通りである。(1)T児の様子をビデオカメラで撮影し, フィールドノーツに記録した。(2)撮影された映像データの中から, その日のT児の特徴的シーンを抽出した。(3)保育者・研究者・大学院生間で, T児理解を深める議論を展開した。(4)この議論に基づいて, それまでのT児理解の構成と, 新たなT児理解の再構成を行った。(5)新たなT児理解に基づいて援助の在り方を検討した。 本研究の結果は, 次の通りである。(1)T児の遊びたい気持ちを実現するためには, 仲の良い友だちと遊ぶことのできる環境を保証し, T児自身が安心感を感じることが重要である。(2)T児が自分で遊び始めるために保育者は, 援助するよりも彼の声に耳を傾けることが重要である。(3)T児が自分を出すために保育者は, 遊びの楽しさを教えるよりも, 彼の世界を共有することが重要であるとともに, 特にK男との関係を支えることがポイントである

    Practical studies on the relationship between physical activity and life rhythm of young children.

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    本研究は, 広島大学附属幼稚園に在籍する幼児の身体活動と生活リズムの関連性を明らかにすることを目的とする。特に日内の身体活動量から幼児の生活リズム・体温変動における身体活動に関する視座を得ることを本研究の目的とする。 方法として, 幼稚園に在籍する5歳児34名の保護者に対し16項目の質問紙調査を行った。質問紙調査にて生活リズム評価の該当数を求め, 5項目以上該当する幼児を生活リズム未確立群, 0から2項目該当する幼児を生活リズム確立群とした。また, 対象児として抽出した24名の幼児の腰に2軸加速度計を装着し身体活動を測定した。加えて同対象者に耳式体温計を用い体温測定を行った。 結果から, 生活リズムが未確立である幼児は総じて身体活動を行う機会が少なく, 特に幼稚園降園後の遊びの様子として, 身体を動かして活発に遊ぶよりも静かに遊ぶ傾向が示された。生活リズムの違いによる体温の比較では, 生活リズムが確立されていない幼児は体温の上昇が遅い時刻に移行することが明らかとなった。このことから, 幼稚園の在園時間における運動遊びが, 一日を通して「動かせない身体」を持つ幼児の健康や身体発達に有効に働くことが示唆された
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