58 research outputs found

    Factor Decomposition Analysis for Reduction of CO_2 Emission by Germany : Input-Output Analysis of German Gasification

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    本稿は、環境先進国と評されることが多いドイツの二酸化炭素排出事情を、エネルギー消費の観点から考察したものである。まずエネルギー・バランスシートからエネルギー消費構造を検討し、全体としてガス化、すなわち石炭・褐炭からガスへの代替が生じていることを指摘する。また、二酸化炭素の排出構造を日本と比較・考察しつつ、最終需要から直接排出されている二酸化炭素はドイツの方が多いものの、そのエネルギー消費もガス化傾向によって、最終需要からの二酸化炭素排出量は減少傾向を示していることを明らかにする。これらの検討の上に最後に、新たに導出した完全要因分解式によって、ドイツで生じている石炭・褐炭からガスへというエネルギーシフトが、二酸化炭素の削減に大きく寄与していることを解明している

    Value Added Tax and Input-Output-Table

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    Compilation and Analysis of 2000 International Input-Output Table for EU 13 Countries

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    1985、1990、1995年の3カ年を対象として前回作成したEU国際産業連関表を、大幅に更新した。基礎統計が前回よりも充実したこと、各国表レベルでの統一化・標準化が進んだこと等により、精度の高い推計が可能となった。そこで今回は2000年を主たる対象年として、基本価格評価で13カ国をリンクした国際産業連関表を作成した。特に北欧のスウェーデン、フィンランド、中欧のチェコ・ハンガリー等を新たに組み込んだ意義は大きい。この産業連関表によって、EU諸国の現状や経済統合、環境等に関する様々な分析が可能となった。本稿では新しいEU産業連関表の枠組みや国際産業連関表の作成方法を紹介し、2000年におけるEU各国の相互依存状況について簡単な分析の紹介をしている

    Regional Input-Output Structure and Green New Deal Policy for Kansai

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    第194回産業セミナ

    Economic Structure of Kinki Region from the Viewpoint of Skyline Chart

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    An Analysis of CO2 Emissions by EU27 using World Input-Output Database (WIOD)

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    予告されていた膨大な産業連関データベースであるWIOD がようやく公表された。これによって世界40 カ国の産業連関表による社会経済や環境に関する比較分析等が可能となった。本稿ではそのデータの一部を利用して、EU のCO2 排出構造を分析する。すでにドイツについては筆者も論文を発表しているが、ここでの主要関心事は、2005 年に新規加盟した中欧やバルト諸国を含めたEU27 国全体としての構造や動向である。たとえば加盟によって大きく経済成長を遂げている国もあるなかで、EU27 国全体としてのCO2 の排出動向はどうなっているか、家計や産業の排出影響力はどうか、あるいはどの国に因っているか等を検討する

    A Comparison of CO2 Emission Structure between Japan and Germany

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    The purpose of this paper is to compare the emission structure of carbon dioxide between Japan and Germany at the most detailed classification ever of the industrial branches. To do that, the input-output table and data relating with CO2 emitted from each industrial branch were aggregated, transformed and adjusted into 54 comparable branches. After that, the intertemporal changes and the differences between Japan and Germany were decomposed into factors and analyzed

    Compilation and Analysis of 1985-1995 International Input-Output Tables for EU in Comparison with Asian International Tables

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    1985,1990,1995年の3ヵ年を対象としたEU国際産業連関表を試作した。内生250×250部門をもつこの産業連関表によって、EU諸国の現状や経済統合に関する様々な分析が可能となる。本稿ではその作成方法を簡単に紹介し、アジア国際産業連関表とも比較しつつ、EU統合状況について簡単な分析を試みている

    Compilation and Analysis of International Input-Output Table for BRICs

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    2012年以来、膨大な国際産業連関データベースであるWIODを利用した様々な分析が可能となっている。筆者も本誌では前回、WIODデータを利用してEU27国のCO2排出構造を、加盟各国の国内事情とEU域内国際産業連関の観点から分析している。本稿ではさらに、加盟27国全体としてのEU 経済を含めて、アジア経済研究所に倣ってBRICs産業連関表を構築し、1995年から2010年にかけBRICs 諸国にどのような相互依存関係の変化が生じているかを、経済や労働、環境面から検討する
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