23 research outputs found

    学生による看護学部導入教育の評価

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    報告Report導入教育の一部として看護学部1年次生に対して2005年度に実施された、基礎セミナーIの全体授業(講演)について受講学生より得た評価を報告する。全体授業は4回行われ、看護や介護に限定せずに広範な分野から考える素材が提供された。難易度が適当か、\u27元気\u27や\u27意欲\u27(など前向きのパワー)を与えるか、「大学在学中に学修する、あるいは将来に医療(看護)・保健の専門職として活躍する」という観点から有意義であるかという事項について全回を共通して評価したところ、何れの回についても良好な回答の割合が多かったので、基礎セミナーIの全体授業に係る目標は高い水準で達成されたと評価できた。また、各回に特異な事項についても良好な評価であった。全回に共通する事項、各回に特異な事項の両者とも、看護師の仕事や障害に挫けない生き方に関わる内容のものがとくに好評であった

    第2回「卒業生の保健師の集い」をふりかえって

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    第2回「卒業生の保健師の集い」を、第1部「健康日本21と保健計画」の講演と第2部では3つのテーマ(家族援助、個別健康教育、精神保健相談)を設定しての分科会形式で実施した。分科会32名の参加者の声は「他の市区町村の活動内容を知り、自分の活動と比較検討して今後の参考となった、と同時に明日への活力になった」というものが最も多く、情報交換のニーズの高さや交流の場の必要性が確認された

    第6回「卒業生の保健師の集い」をふりかえって

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    報告Report第6回「卒業生の保健師の集い」の概要と振り返りを報告する。今回の「集い」でも、これまでと同様に卒後教育の側面を持つこと、参加者がエンパワメントされることが確認された。また、講演を県や市町村保健師にも公開し参加を得た事から、「集い」が地域への貢献の可能性をもつことが考えられた

    第4回「卒業生の保健師の集い」をふりかえって

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    報告Report第4回「卒業生の保健師の集い」の報告は、「集い」の内容と共に、卒業生が活動発表をし、その後「集い」をふりかえったので、学びから「集い」の意義を再検討した。その結果、会発足当初の交流や情報交換の目的に加え、活動評価の場・保健師の専門能力の言語化の場という意義が見出され追加された。又、グループディスカッションを通して、発表した卒業生自身が気づかなかった援助視点をも、ふりかえることによって言語化されていた。さらに「集い」に参加した在学生への、具体的な保健師活動の教育という目的も追加された

    幼児を持つ母親の就業状況別家族機能とソーシャルサポート

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    調査報告Report幼児を持つ母親の就業状況による家族機能とソーシャルサポートの特徴を明らかにし、育児支援のありかたについて示唆を得ることを目的に、質問紙調査を実施した。その結果、正職員は,家庭内でのサポートが得られ、情緒機能は恵まれているが夫と話す時間が少ない。自営業は、夫以外の家族のサポートが得られている。間食は不規則であるが、生活リズムのしつけはなされている。パートは、正職員、自営業などの勤労婦人と比較し、夫・家庭内のサポートが得られていない。主婦は、情緒、教育、健康保持機能が高い。家庭内に夫以外で子育てのことで相談できる人は少ない。無職は、健康保持機能が高く、夫と話す時間がある等の特徴が見られた

    第5回「卒業生の保健師の集い」をふりかえって

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    報告Report第5回「卒業生の保健師の集い」のまとめの目的は、卒業生保健師と在学生ボランティア、そして地域看護教員3者での協働の側面が確立されつつあり、3者の角度から「集い」を評価することであった。評価した結果、活動発表者は各自の活動を評価し新たな目標を見出していた。一方参加者間ではセルフ・エンパワメント、ピア・エンパワメント効果が示されていた。さらに在学生ボランティアは保健師活動の面白さを見つけていた。このことより企画・運営・評価を担当する地域看護教員の目標は達成されたと考えられた。さらにこの「集い」を毎年行うことで、一つの行事として定着し、3者がそれぞれの役割を持ち、協働する中でエンパワーメントを目標にした「集い」として位置づいてきたと感じている

    看護学生と教育学部学生の健康習慣・健康観の比較研究

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    報告Report看護学生 (以下看護) と教育学部学生 (以下教育) の健康習慣・健康観の特徴を明らかにするために質問紙調査を行った。健康習慣では、看護は教育に比べ、学業等多忙で、睡眠時間が少なく、運動習慣が極めて少なく、痩せ型が多いという特徴が見られた。喫煙率は男子全体18%、女子全体6%で専攻間に有意差がなく、看護で禁煙したものが多かった。食生活では朝食抜き、バランスの悪い食事や減塩に無関心など、若い世代の特徴が共通して見られた。自分自身の健康状態は、教育より看護の方が悪いと感じていた。健康観尺度平均得点は運動継続など10項目で教育が高く、飽食など3項目で看護が高かった。カテゴリー別では承認、自己実現で教育が高く、学部の特徴を反映した結果と考えられる
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