35 research outputs found

    高校生を対象とした看護学生による健康教育実施の試み

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    近年、「思春期の保健対策の強化と健康教育の推進」対策が、様々な形で行われている。それらの中で、"同世代の仲間同士での知識の共有をはかる"、ピアエデュケーションの手法が注目されてきている。そこで今回、大学生と比較的年代の近い高等学校の1~2年生を対象に、大学3年次の看護学生が健康教育の授業の一環として、「ダイエット」「喫煙と飲酒」「性教育」の3テーマで健康教育を実施する試みを行い、その効果について検討した。その結果、受講者の高校生において、健康教育の効果が見られた内容があった。また、健康教育を実施した看護学生も自分達の行ったことを肯定的に受け止めていた。これらから、今回の試みにおいて、対象者と実施者双方に成果があったことが示唆された

    母性・小児・地域看護領域の合同授業の試み(第5報)

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    報告Report本学の3年次生を対象に、異なる看護学領域の関連性の認識と知識の統合を図るために、母性・小児・地域看護領域の合同授業を平成13年度より試みている。今年度は前年度までに残された課題を踏まえて、わかりやすい授業内容の工夫としてさらに、「授業内容のスリム化」を図り、特に3領域の情報が混乱しないように媒体を工夫するなどの改善をおこなった。その結果、3領域の関連性の認識と知識の統合・定着において有効性が示唆され、学生の『混乱・わかりにくさ』を防ぐのに効果があったと考えられる

    母性・小児・地域看護領域の合同授業の試み(第2報)

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    調査報告Report本学の3年次生を対象に、異なる看護学領域の関連性の認識と知識の統合を図るため、母性・小児・地域看護の合同授業を昨年度より試み、その有効性の示唆を得た。今年度は授業の方法をさらに工夫して実施した。その結果、授業前後で3領域の関連性の認識は有意に上昇した。しかし知識の統合については、平均得点は上昇したが統計的には有意差が見られなかった。この原因は授業内容の濃密さが考えられ、今後の検討を要した

    母性・小児・地域看護領域の合同授業の試み (第4報) : 授業内容を再構築して

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    報告Report本学の3年次生を対象に、異なる看護学領域の関連性の認識と知識の統合を図るために、母性・小児・地域看護領域の合同授業を平成13年度より試みている。過去3回にわたって行った授業では内容の変更・改善も重ね、その有用性が示されてきたが、内容の濃密さによって学生が混乱していることもわかった。今年度は前年度までに残された課題を踏まえ方法を大きく変更し、一日 (2コマ) ですべて行うのではなく、1コマずつ3回に分けて教授内容が少しずつ重なって進展するようにした。その結果、学生に授業前後で3領域における関連性の認識と知識の統合・定着において有効性が示唆された。しかし一方まだ授業の情報量が多い、進行が早いと感じている学生が少なからずおり、次年度への課題となった

    母性・小児・地域看護領域の合同授業の試み(第3報) : 授業内容の改善にむけて

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    教育活動Educational Activity本学の3年次生を村象に、異なる看護学領域の関連性の認識と知識の統合を図るため、母性・小児・地域看護領域の合同授業を平成13年度より試みている。今年度は前年度までに残された課題を踏まえ、授業内容のスリム化を図ると共に事例や質問紙などの媒体の工夫を行った。その結果、3領域における関連性の認識と知識の統合・定着において有効性が示唆された

    山村地域に暮らす中高年者の生活習慣と主観的健康感・主観的満足感

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    調査報告Report山村地域に暮らす中高年者の日常生活に着目し、健康の維持に関わる要因を探るために、生活習慣と主観的健康感・主観的満足感について調査を行った。その結果、今回調査対象となった中高年者は、それぞれの仕事・役割をもって生活し健康的な生活習慣を維持していた。また、地域との交流を保ちながら生活しており、そのことが住民の主観的健康感・主観的満足感の高さに影響していると考えられた

    第2回「卒業生の保健師の集い」をふりかえって

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    第2回「卒業生の保健師の集い」を、第1部「健康日本21と保健計画」の講演と第2部では3つのテーマ(家族援助、個別健康教育、精神保健相談)を設定しての分科会形式で実施した。分科会32名の参加者の声は「他の市区町村の活動内容を知り、自分の活動と比較検討して今後の参考となった、と同時に明日への活力になった」というものが最も多く、情報交換のニーズの高さや交流の場の必要性が確認された

    健康教育を軸とした母性・小児・地域看護領域の連携 : 150人体制での演習の試み

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    報告Report本学部の2年次生(157名)を対象に、健康教育を軸として、看護専門領域である母性・小児・地域看護領域の教員が共同して演習形式の授業を行った。この健康教育の演習に対して、学生の満足度に焦点をあて質問紙調査を行った。その結果、約8割の学生が、「とても満足」「満足」と回答し、3領域での共同演習の形式についても8割以上の学生が「非常によかった」「良かった」と回答していた。それらの理由としては、「学べた・勉強になった・充実感があった」・「実施した健康教育がうまくいった」・「健康教育について学びが深まった」等が挙げられた。不満足の理由としては、「健康教育の実施(発表)がうまくいかなかった」「時間不足・準備不足」などが挙げられた。全体的には、看護専門領域が連携しての演習形式の共同授業の有効性が示唆された
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