14 research outputs found

    Developing a Systematic Subject Instruction Curriculum in Student Teaching Practice: Through the Development and Application of Rubrics

    Get PDF
    In the practical training at Hiroshima University, we provided practical training guidance using rubrics. Based on the appraisal of the apprentices based on the rubrics and analysis based on the descriptions in the questionnaire and the lesson plan, we found that the rubrics are an effective tool for clarifying the goals to be achieved in the initial stage of apprenticeship and the policies that apprentices should take

    モデルの獲得を通じて現代社会のあり方を考える高等学校公民科授業開発 : 経済成長と貧困の関係をモデル化する授業 <第2部 教科研究>

    Get PDF
    現代を学ぶ視点は,①変化の視点,②分析の視点,③比較・関連性の視点,④予測の視点,⑤価値判断の視点の5つに集約できるのではないかと考えている。しかし,⑤に踏み込むためには,公正にかつ客観的に学ぶということを満たすよう,社会科学の方法論を身につけさせ,事実判断の部分をしっかりと理解させるべきで,①~④をどう扱うかをまず考えなければならない。そこで,貧困発生のモデルを追究している開発経済学の研究成果を授業化し,途上国だけではなく日本にも適用させて今後を考えられるような知を獲得し,社会科学的かつ客観的に④をもち,⑤につなげていくような,「なぜ貧困は無くならなかったのか-経済成長と貧困の関係-」という授業を開発した

    意味の探求を通じて,主体的問題解決につなげる公民科授業開発 : 財政赤字・累積債務問題を通じて <第2部 教科研究>

    Get PDF
    主体的に社会問題を解決できる能力・態度を育成し,人間としての在り方・生き方について考える力の基礎を養うことを,公民科の目的とすべきだとされる。本稿では,この目的を実現し,学ぶ意味を見いだしやすくするために,いかなる視点で授業づくりを行えばよいのかを考察する。①現代社会の授業で扱う事柄を,社会問題として学ぶことや,②社会の仕組みを様々な可能性のなかから選択されたものであると見なし,③現代社会の仕組みを「所与のもの」とせず,固定化しないことが必要である。これら三つの視点によって,自分の考え方を提示し,批判し,自らがよりよいと考える選択肢を根拠を持って選ぶことのできる能力を育成しやすくなるだろう。 本稿では以上のことをふまえ,財政赤字・累積債務問題を取り扱った学習指導案を開発する

    A study on introductory lesson plan of social studies of high school (III) : Modern Society (Contemporary Sociology)

    Get PDF
    本研究は, 昨年に引き続き, 教科・科目の最初の段階における授業プランすなわち「授業開き」の授業を, 高等学校社会系教科において開発し, 「導入学習」のさまざまな授業のあり方を提起しようとするものである。 中学校公民的分野と高等学校公民科現代社会は共通点が多くあるが, 後者に至ると, 具体的な資料を用い, 社会科学学の方法論を身につけながら社会的事象を公正にかつ客観的に学んでいくことが求められるようになる。さらに, 「現代を学ぶとはどういうことか」を考え, これを5つの視点というかたちで整理し, 現代社会という科目が持つ特質とこの5つの視点を踏まえて, 小単元開発および授業試案の作成を行った。 「現代の消費生活のあり方」を考えることがいわゆる「現代社会の諸問題」と称される内容を相互に関連させながら学んでいくことにつながるという意図のもと, コンビニエンスストアを教材として取り上げ, これを, 具体的な資料を用い, 社会科学の方法論を意識しながら扱っていく, 「高等学校『現代社会』への扉~コンビニエンスストアから始める社会科学」という小単元を開発し, その授業試案を作成した

    A study on introductory lesson plan of social studies of high school (IV) : Japanese History B

    Get PDF
    昨年度までの3か年に地理・世界史A・現代社会の3科目において行われた研究の続編として, 今年度は日本史Bにおいて高等学校社会系教科における導入学習に関する授業開発の研究を行ったものである。まず授業開発の視点としては, 「教科・科目」の最初の段階としての導入学習を意図し, 中学校の歴史的分野から高等学校「日本史A」及び「日本史B」の橋渡しを行うための導入単元及びその授業開発を試みるというものである。次に, 導入単元の内容構成の視点としては, 最初に日本史の時代区分を想起させつつ, 各時代の政治の特色や世界との関連についてみていくことによって, 日本史の枠組みと世界との関係を確認する。2番目に, 開国という主題について, 開国によってどのように政治や経済, 文化などが変わったのかという視点にもとづき, 世界の変化と日本への影響や近世から近代へという時代の変化やその特徴をとらえる。また, その中で, 政治や経済, 文化などがそれぞれ相互に関連し影響を及ぼし合っていることにも着目し, 歴史を多角的に考察することの大切さも示している

    A lesson to develop critical thinking in high school social studies (II) : A case study of the civics' unit "Tax Reform"

    Get PDF
    本研究は,批判的思考力育成をめざした社会系教科の授業開発の研究である。批判的思考力を育成し,社会認識形成を重視した授業には,社会科学科としての授業,社会工学科としての授業,社会的意思決定の批判的研究としての授業,3つの型の授業が考えられる。本研究ではまず,これら3授業の批判的検討を行い,その強みや問題点を明らかにした。そして,相互補完の関係にあると考えられるこれら3授業のうち,より直接的に市民的資質育成に関わり,また研究・授業開発が最も遅れている,社会的意思決定の批判的研究としての授業について,その構成のあり方を,開発した授業事例とともに示した。開発した授業は,高等学校公民科政治・経済の小単元「税制改革」である。小単元の目標は,複数考えられる税制のそれぞれについて,経験や科学と調和する真理性をもつ理論にもとづいて説明でき,さらに公共空間で一定の支持が得られた正当性をもつ価値を言い表せるようになることである。こうした認識形成を具体的に示し,今後の税制について知的(道具的)な合理性,さらに実践的な合理性をもつ意思決定を可能とする授業を提示した

    A study on lesson plan to develop critical thinking skills of social studies of high school (I) : ethics

    Get PDF
    主体的に社会事象を考察し, 問題解決方法などを考えていくためには, 物事をより客観的に理解し, 把握することが求められる。そのために必要なスキルとして, 批判的思考力が挙げられる。そこで, 社会系教科を通じて論理的な探求法および推論の方法を習得し, それらの方法を適用する技術を身につけ, 批判的思考力を育成する授業を, 高等学校の社会系教科を事例に開発する。本稿では, 公民科「倫理」に関する授業開発を行う。 公民科「倫理」で主に扱われる先哲の思想を学ぶことは, 様々な人間観・世界観を学ぶということである。先哲の思想の背景にあるこの人間観・世界観につながる問いを投げかけることによって, 生徒自身が自らの人間観・世界観を構築することにもつながるとともに, 先哲の思想自体を相対化することもできる。この人間観などの条件を問い直すことは, 先哲の思想の根幹を問い直すことにつながるから, これはまさに批判的思考そのものだと考えられる。 このような立場で, 公民科「倫理」の授業構成について考察し, 学習指導案「親鸞 -信仰とは何かを考える-」を作成した

    A lesson plan to develop critical thinking in high school social studies (Ⅲ) : Case study of the unit on "Monetary Policy"

    Get PDF
    本研究では,批判的思考力を育成する高等学校公民科「現代社会」の授業開発を行った。まず,社会科における批判的思考力育成のための授業理論について考察し,授業で育成しようとする批判的思考力の具体的な学力像と,それを育成するための授業構成の方法について検討した。社会科において育成する批判的思考力を,社会的事象を論理的に説明するための思考力・判断力だけでなく,社会的事象をよりよく説明できる見方・考え方としての知識,さらにその知識を常に修正・更新しようとする態度も含んだ総体的なものと捉え,これを「社会をクリティカルに読み解く力」とした。そして,「社会をクリティカルに読み解く力」を育成するための学習方法として,子どもが授業を通して習得した社会の見方・考え方としての知識を使って,具体的な社会的事象を読み解いていくことで知識の有用性を検証し,また修正・成長させていく学習が有効であるとした。このような考え方に基づく具体的な授業試案として,高等学校公民科「現代社会」の小単元「日銀の金融政策」を開発し,提示した。This study develops a lesson plan in social studies to increase students' critical thinking. First, we consider the theory of increasing critical thinking in social studies lessons and examine how to construct the lesson plan. We define critical thinking to be, in social studies, as "the ability to understand society in a critical manner." We consider it effective for students to learn about events in society with the knowledge obtained in the lesson, examine the validity of that knowledge, and develop their abilities to understand society. To illustrate this procedure in the lesson, we developed the lesson plan for "Monetary Policy.
    corecore