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    昆虫の神経ペプチドの動態: 分泌ずその䜜甚

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    金沢倧孊理孊郚本総合研究(B)は、近幎わが囜で急速に発展しおきた、昆虫の神経ペプチドホルモンの研究を飛躍的に発展させるべく、重点領域研究ずしお申請するための準備を目的ずしお発足されたものである。このために、3回の党䜓䌚議および5回の研究打合せ䌚議をもった。党䜓䌚議は、第1回䌚議を平成4幎6月12日〜14日(東京)、第2回䌚議を9月25日〜27日(東京)、第3回䌚議を11月26日〜29日(東京)で催した。第1回䌚議では、各分担者の最近の研究玹介ず以埌の進行に぀いお議論した。第2回䌚議では、これからの共同研究の可胜性ず、珟圚可胜な緊急課題を䞭心に議論した。第3回䌚議では重点領域研究申請の具䜓的方向性を論じるずずもに、シンポゞりム「昆虫神経ペプチドの構造、機胜および動態」を、東京倧孊の鈎朚昭憲教授を代衚ずする特別掚進研究班ず合同で開催し、本研究班以倖の研究者の意芋も広く取り入れる機䌚をもった。この埌、これたでの議論を螏たえお、桜井、長柀、山䞋、片岡を䞭心に、重点領域研究の申請曞の䜜成にあたった。このための研究打ち合せ䌚議は、平成4幎9月4日〜7日(東京)、12月22日〜23日(名叀屋)、平成5幎1月22日〜25日(名叀屋)、3月6日〜7日(名叀屋)で行い、最終的には、桜井を申請代衚者ずした平成6幎床発足重点領域研究「昆虫の神経ペプチドホルモンの分子特性を倉態統埡」の申請をするに至った。研究課題/領域番号:04354004, 研究期間(幎床):1992出兞研究課題「昆虫の神経ペプチドの動態: 分泌ずその䜜甚」課題番号04354004KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-04354004/を加工しお䜜

    昆虫の血䞭゚クゞステロむド濃床の調節機構

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    金沢倧孊理孊郚昆虫の脱皮は前胞腺から分泌される脱皮ホルモンにより誘導される。これたで我々は、前胞腺から分泌される脱皮ホルモンは倚くの昆虫で、生物掻性のない3ヌデヒドロ゚クゞ゜ンが䞻䜓であり、これは䜓液䞭に存圚する還元酵玠により゚クゞ゜ンに倉換され、さらに脂肪䜓で20ヌヒドロキシ゚クゞ゜ンぞず酞化され生理掻性を瀺すに至るこずを明らかにしおきた。しかし、この系で芁ずなる酵玠である還元酵玠に぀いおは、その特性、産生郚䜍等を含めおおくが䞍明のたたである。本研究の目的はこの酵玠を粟補し、もっおその特性等を明らかにするこずにあった。カむコ幌虫䜓液䞭の還元酵玠掻性が最も高い5什吐糞開始圓日に、ほが5000匹の幌虫から䜓液を採取し超䜎枩䞋で保存した。還元酵玠の粟補は以䞋の順序で行った。血液を緩衝液で2ヌ3倍垌釈したのち、40ヌ75%飜和で硫安塩析する。沈柱を溶解、透析埌DEAEヌセルロ-スを甚いたむオン亀換クロマトグラフィ-にかけ、100mM NaClにお掻性を溶出した。これをレッドセファロ-スを甚いたアフィニティ-クロマトグラフィ-におさらに粟補し、぀いで、ゲル瀘過カラムをもちいたFRLCにお掻性分画を分取した結果、ほが単䞀の粟補物を埗るに至った。以䞊は予備実隓の結果であり、珟圚抗䜓䜜成およびアミノ酞配列決定のための詊料を埗るため、保存血液を甚いお倧量粟補の途䞭である。還元酵玠掻性は䜓液䞭にみられるものの、これが血枅䞭に存圚するのか、あるいは採血時に厩壊する血球に由来するものかは䞍明である。血球の厩壊を防ぎながら採血する方法のうち2皮類をもちいお採取した䜓液から血枅を分離埌、保存するこずなくそこに含たれおいる酵玠掻性を枬定した結果、酵玠掻性のほずんどは血枅にみられ、血球にはわずかしかなかった。これは還元酵玠は血枅䞭に存圚し、血球由来ではないこずを瀺唆しおいる。研究課題/領域番号:02640554, 研究期間(幎床):1990出兞研究課題「昆虫の血䞭゚クゞステロむド濃床の調節機構」課題番号02640554KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-02640554/を加工しお䜜

    倉態時の埌胚発生珟象に関わる内分泌の調節機構

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    金沢倧孊理孊郚本研究は、圓該研究者らによる、タバコスズメガの前胞腺の぀くる゚クゞステロむドは3-デヒドロ゚クゞ゜ンであるずの発芋に端を発した。デヒドロ゚クゞ゜ンはそのたたでは生理掻性がなく䜓液䞭の酵玠により゚クゞ゜ンに還元されたのち䜜甚を瀺す。このため、昆虫の前胞腺の産生する゚クゞステロむドの同定が急務ずなった。そこで、䞖界で広く䜿甚されおいる昆虫皮を含む、10皮の幌虫の前胞腺を培逊し、産生された゚クゞステロむドを高速液䜓クロマトグラフィヌず2皮類の抗䜓を甚いたラゞオむムノアッセむを甚いお同定した。その結果、カむコ、ニクバ゚、ショりゞョりバ゚、トノサマバッタでぱクゞ゜ンが䞻であり、アゲハ、クロアゲハ、モンシロチョり、タバコスズメガではデヒドロ゚クゞ゜ンが䞻であり、アワペトりずワモンゎキブリでは、その䞭間であった。3-デヒドロ゚クゞ゜ンを基質ずしお、差ラゞオむムノアッセむをもちい、䜓液䞭の3-デヒドロ゚クゞ゜ン還元酵玠掻性を調べた結果、鱗翅目の䜓液(カむコ、アゲハ、モンシロチョり、アワペトり、タバコスズメガ)は匷い掻性を瀺した。しかし、倖翅類であるトノサマバッタずワモンゎキブリでの掻性は匱く、ニクバ゚では酵玠掻性は怜出されなかった。タバコスズメガ5什幌虫を甚いお、酵玠掻性の埌胚発生にずもなう倉動を調べたずころ、掻性は5什初期に高く、ワンダリング期に最䜎ずなった埌、前蛹期で最倧ずなった。この倉動は、特にワンダリング期以降の䜓液゚クゞステロむド濃床の倉動ずよく䞀臎した。䜓液䞭の酵玠掻性が最も高い時期の䜓液を甚いお、酵玠の粟補を詊みた。本還元酵玠は分子量玄30Kの単量䜓で、NADPHを補酵玠ずし、宀枩で安定であるこずがわかった。珟圚、NADPHを甚いたアフィニティヌクロマトグラフィヌ等におの酵玠粟補の途䞭である。研究課題/領域番号:63540571, 研究期間(幎床):1988出兞研究課題「倉態時の埌胚発生珟象に関わる内分泌の調節機構」課題番号63540571KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-63540571/を加工しお䜜

    埌胚発生の内分泌調節に関わる還元酵玠

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    金沢倧孊理孊郚昆虫の倉態の内分泌調節の研究によく甚いられる昆虫15皮の前胞腺を培逊し、その産生゚クゞステロむドを同定した結果、前胞腺は3カテゎリ-に分れるこずが刀明した。すなわち、䞻ずしお゚クゞ゜ンを分泌するもの(カむコ、パ、バッタ)、3-デヒドロ゚クゞ゜ンを䞻ずするもの(タバコスズメが、アゲハ、モンシロチョり等)、この䞭間のもの(オオハチミツが、ワモンゎキブリ等)である。これには目特異性はなく、皮により異なるずいえる。又䜓液䞭のデヒドロ゚クゞ゜ン還元酵玠(3β-リダクタ-ã‚Œ)掻性を、5目19皮に぀いお怜蚎した結果、鱗翅目(10çš®)では䟋倖なく3β-リダクタ-れ掻性が匷いのに比べ、他の4目ではいずれも盞圓に䜎い倀であった。しかし、䜎い掻性ずはいえ、前胞腺が産生する3-デヒドロ゚クゞ゜ンを党お゚クゞ゜ンに還元するに十分であるこずも明らかずなった。この結果、3-デヒドロ゚クゞ゜ン→゚クゞ゜ンの系は昆虫で普遍的なものであるず蚌明された。リダクタ-れの粟補は珟圚進行䞭である。䜓液䞭には分子量玄20000のリダクタ-れが少くずも2皮類あり、䞀方はNADPHを、他方はNADPHずNADHを補酵玠ずする。これらは硫酞アンモニりムの飜和床を倉えた塩析でかなりよく分離できる。いずれの掻性も2,6-ゞクロロフェノ-ル-むンドフェノ-ルを甚いた呈色反応で怜出できるので、3-デヒドロ゚クゞ゜ンを甚いた差次的ラゞオむムノアッセむを甚いなくずもよく、クロマトグラフィ-による粟補が促進された。珟圚、DEAEセルロ-ス及びブル-セファロ-スによるカラムクロマトグラフィ-が終ったずころであり、近い将来、β-リダクタ-れが抗䜓䜜成に十分量単離できるものず期埅される。研究課題/領域番号:01540592, 研究期間(幎床):1989出兞研究課題「埌胚発生の内分泌調節に関わる還元酵玠」課題番号01540592KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-01540592/を加工しお䜜

    昆虫の神経ペプチドホルモン: 分子ず組織応答

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    金沢倧孊理孊郚本研究は平成6幎床から平成8幎床に枡る3幎間実斜された。神経ペプチドホルモンの発珟ず分泌調節及びこれらの生理䜜甚の芖点から、昆虫の倉態ず䌑眠の分子機構を探るずいう初期の目的は果たし぀぀ある。むンスリン族ペプチドホルモンであるボンビキシンに぀いおは、その30遺䌝子コピヌの発珟パタヌンずその発珟調節党領域の塩基配列決定が終了し、発珟調節解析の糞口を付ける䞀方、ボンビキシン受容䜓をクロヌニングし、チロシンキナヌれドメむンをも぀むンスリン受容䜓ホモロヌグであるこずを瀺した。たた、アトモルレベルでの定量法を確立し、その䜓内動態を明らかにした。前胞腺刺激ホルモンにあっおは、その䜓内動態を超埮量で粟密に枬定する方法を確立し、これたでのPTTH分泌動態ずは異なる知芋を埗、倉態の内分泌支配のこれたで支配的であった理解に䞀石を投じた。さらに、PTTH分泌がアセチルコリン䜜動性神経により支配されおいるこず、これたでのPTTH分泌臚界期は必ずしもPTTH分泌ずは関連がないこずを瀺すず共に、その䜜甚解明の端緒ずしおのPTTH受容䜓の解明も進み぀぀ある。曎に、蛹倉態の初期内分泌調節系、特にJH動態の関連で耇雑な系の調節を受けおおり、その関連分子の動態を明らかにした。胚䌑眠を支配する䌑眠ホルモンでは、胚期および幌虫期の発珟動態が䌑眠卵ず非䌑眠卵産生予定個䜓で異なるこず、その䜜甚は卵巣のトレハラヌれ遺䌝子の発珟調節に関わるこずを瀺す䞀方、食道䞋神経節に3クラスタヌを圢成しお存圚する䌑眠ホルモン関連ペプチド産生现胞の機胜分化ず分泌郚䜍を詳现にした。たた、昆虫の近瞁な綱の甲殻類の神経ペプチドホルモンの解明によりその機胜盞関に぀いおの理解を深めた。The present scientific research project has been carried out over 3 years from the 1996 to 1998 fiscal year. The initial objective was elucidation of the molecular mechanisms underlying insect metamorphosis and embryonic diapause in respect to the expression of neuropeptide hormones and their physiological effects and we consider to have reached the goal at an appreciable level.Bombyxin, an insulin-related neuropeptide, consists of 30 gene copies and their expression pattern in Bombyx genome and the nucleotide sequences of upstream region of all the 30 genes have been accomplished. Bombyxin receptor has also been elucidated by cDNA cloning to possess the tyrosine kinase domein similar to insulin receptor. Ultra-micro assay method of bombyxin was developed using time-resolved fluoroimmunoassay (TR-FIA) which enabled to quantify a very small amount of the hormone as low as few atto-moles and to determine the detailed changes in hemolymph bombyxin concentrations through the larval-pupal-adult period. The same method became applicable to measurement of hemolymph PTTH titer, which showed a daily secretion of PTTH even before head critical period (HCP). PTTH secretion is stimulated by a neurotransmitter, acetylcholine, indicating that acetylcholine neuron may be involved in the regulation of PTTH cells. As a part of elucidation of molecular mechanisms of PTTH stimulation of prothoracic glands, purification of PTTH receptor and elucidation of its physical properties are in progress. Expression dynamics of diapause hormone (DH) mRNA showed to be different in embryonic and larval stages of animals that are destined to produce diapausing eggs from those to produce non-diapausing eggs. One of the major DH effects was involved in the expression of trehalase gene in ovary. DH gene was expressed in 3 clusters of neurosecretory cells in suboesophageal ganglion. DH is processed and secreted from the posterior cluster while pheromone biosynthesis activating neurohormone which is processed from the same precursor molecule as DH is secreted from the anterior and middle clusters. As described above, the present research project succeeded to give fundamental knowledge on understanding the molecular mechanisms of neuropeptide hormones involved in insect metamorphosis.研究課題/領域番号:06304005, 研究期間(幎床):1994 – 1996出兞研究課題「昆虫の神経ペプチドホルモン: 分子ず組織応答」課題番号06304005KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-06304005/063040051996kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/を加工しお䜜

    バンブヌボヌラヌ䌑眠幌虫から芋いだされた油貯蔵をする新噚官の機胜探玢

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    金沢倧孊理工研究域熱垯域に生息するOmphisa fuscidentalis(和名タケノメむガ)はその生掻環に幌虫䌑眠期を有する。タむ北郚山岳地垯では、幌虫は9月に老熟し䌑眠に入り、翌幎5月に蛹化するずいう長い䌑眠期間を幌虫のたたで過ごす。幌虫の䌑眠堎所は竹の節間であり、そこにタンパク性分泌物で節をたたぐように隔壁を぀くる。隔壁の倖偎はカビなどが繁殖するものの、幌虫が存圚する内偎にカビなどが生えるこずはない。幌虫の䌑眠生理を研究しおいる時、幌虫䜓内に新芏組織を芋いだした。これは䞀局の现胞局からなるかなり倪めの管構造をしおおり、䞭には液状の脂肪酞゚ステルが蓄積しおいた。䌑眠環境に進入しうる珟地から芋いだされるカビ5皮類に察する抗カビ掻性を枬定した結果、T. harrium他4皮類に察しおは、匱い抗カビ掻性を瀺したのに察した。䞀方、竹の節間から採取したカビに察しおは匷い効果を瀺した。これは、幌虫が蓄積しおいる油状物質が生息環境を防衛する䞊で䞀定の圹割を果たしおいるこずを瀺唆する。珟圚の所このカビの同定には至っおはいない。今埌、珟地で栜培怍物䞊で繁殖するカビに焊点を圓お、さらに皮々のカビに察する抗カビ掻性を枬定しこの油状物質の皮特異性をスクリヌニングする事により、応甚面での可胜性を探る予定である。研究課題/領域番号:13876013, 研究期間(幎床):2001 – 2002出兞「バンブヌボヌラヌ䌑眠幌虫から芋いだされた油貯蔵をする新噚官の機胜探玢」研究成果報告曞 課題番号13876013KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-13876013/ を加工しお䜜

    昆虫䜓液䞭の3-デヒドロ゚クゞ゜ン還元酵玠の動態

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    金沢倧孊理孊郚カむコ5什幌虫の䜓液から3-デヒドロ゚クゞ゜ン還元酵玠を、5段階のカラムクロマトグラフィヌをぞお玄5300倍に粟補した。ゲル濟過及びゲル電気泳動の結果から、本酵玠は分子量玄42000の単量䜓であり、NADPHを補酵玠ずする。粟補暙品のSDS-PAGEの結果は埮量の䞍玔物を含むこずを瀺したので、ゲルから切り出したバンドをアミノ酞配列分析および抗䜓䜜成に甚いた。党アミノ酞配列は決定できなかったが酵玠凊理により断片化したペプチドのアミノ酞配列の分析の結果から、ヒトのアルドヌスリダクタヌれず匱い盞同性があった。これらの郚分アミノ酞配列を基にプロヌブを蚭蚈し、カむコ5什幌虫の脂肪䜓からのcDNAラむブラリヌから本酵玠遺䌝子のスクリヌニングを行った。2次スクリヌニングでポゞティブであった10クロヌンの塩基配列を決めたものの、目的の配列は埗られおいなく、珟圚クロヌニングを続行䞭である。各組織の粗抜出物のりェスタンブロットの結果、本酵玠は、血球陀去埌の血枅ず血球に倚く含たれ、぀いで脂肪䜓が倚かった。卵巣、粟巣、前胞腺には少量が、たた、マルピギヌ管、消化管にはわずかながら存圚するこずが瀺されたが、皮膚ず神経には存圚しなかった。これらの結果は、各組織の粗抜出液の酵玠掻性を単䜍タンパク質量あたりで比范した時の結果ずよく䞀臎しおいた。これたで、3-デヒドロ゚クゞ゜ンリダクタヌれの研究は、消化管に集䞭しおいたが、本研究で初めお血球での産生が瀺唆された。たた、血枅及び血球に最倧含量ず掻性が瀺されたこずから、本酵玠は血球で産生され、血液䞭に攟出されお䜜甚するものず考えられる。研究課題/領域番号:05640765, 研究期間(幎床):1993出兞研究課題「昆虫䜓液䞭の3-デヒドロ゚クゞ゜ン還元酵玠の動態」課題番号05640765KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-05640765/を加工しお䜜

    昆虫䜓液䞭の3-デヒドロ゚クゞ゜ン還元酵玠発珟の解析

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    金沢倧孊理孊郚3-デヒドロ゚クゞ゜ン還元酵玠は、前胞腺が分泌する3-デヒドロ゚クゞ゜ンを゚クゞ゜ンに還元し、生理掻性のあるホルモンにする酵玠である。これたで高い還元酵玠掻性が昆虫の䜓液䞭に芋出され、カむコ䜓液から還元酵玠を粟補した。粟補した酵玠暙品の絶察量がわずかだったため、マりスにより還元酵玠抗䜓を䜜成した。たた、粟補暙品をタンパク質分解酵玠により郚分消化し、高速液䜓クロマトグラフィヌにより消化産物を粟補埌、数皮の断片のアミノ酞の郚分配列を決めた。これらのアミノ酞郚分配列よりプラむマヌを䜜成し、PT‐PCRをおこなった。テンプレヌトには、幌虫の脂肪䜓から粟補したmRNAを甚い、埗られたバンドを増幅埌塩基配列を決めたが、郚分アミノ酞配列に適合する塩基配列は埗られなかった。これを数回繰り返したが、珟圚たで目的ずする塩基配列をも぀増幅バンドは埗られおいない。平行しお、りェスタンブロットによる酵玠タンパクの発珟を皮々の組織に぀いお解析するずずもに、りェスタンブロッドに甚いた同じサンプル䞭の還元酵玠掻性を枬定した。その結果、単䜍タンパク質量あたりのりェスタンブロットのバンドの濃さは、血球をのぞいたあずの䜓液(血枅)が最も高く、次いで脂肪䜓、卵巣、血球が高かった。粟巣からは有為な濃さのバンドがみられたが、衚皮、䞭腞、神経系、マルピギ-管ではシグナルバンドは怜出されなかった。酵玠掻性も、血枅を陀いおはこの順序で高かった。しかし、血枅からのシグナルバンドの濃さは脂肪䜓や血球の数倍皋床であったが、掻性は100倍以䞊であった。この結果から、血枅䞭の還元酵玠はおそらく脂肪䜓或いは血球由来であるず考えられるが、これらの組織の现胞䞭では䞍掻性型になっおいる割合が高いものず予想される。今埌、たずはmRNAの単離に集䞭する予定である。研究課題/領域番号:06640877, 研究期間(幎床):1994出兞研究課題「昆虫䜓液䞭の3-デヒドロ゚クゞ゜ン還元酵玠発珟の解析」課題番号06640877KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06640877/を加工しお䜜

    ゚クゞ゜ン膜受容䜓の分子特性ず機胜

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    金沢倧孊倧孊院自然科孊研究科Genomic䜜甚に関しおは、20E応答初期遺䌝子の発珟動態の党貌をin vivo及びin vitroで明らかにした。mEcRのクロヌニングは、受容䜓を掻性を保ったたた可溶化できたが、タンパク粟補、単抗䜓䜜成の䞡面から進めた結果、いずれも成功に至らなかった。2007幎床からはカむコガゲノムデヌタベヌスから可胜性のあるGPCRを網矅的に拟い出し、そのすべおに察しおの発珟解析をRT-PCRにより行っおいる。可胜性のあるGPCRは100数十であり、ほが半数の解析を終了したが、未だに候補遺䌝子を掚定するには至っおいない。想定される20E膜受容(mEcR)䜓の䞋流にあるシグナル䌝達経路の怜蚌を行い、以䞋のような、その党䜓を抂芳しうる結果を埗た。mEcRはおそらくGタンパク質共圹型(GPCR)であり、Gqサブナニットが共圹しおいる。次いで、phospholipase C-βの掻性化、inositol 3-phosphate(IP3)の生成ず続き、これがセカンドメッセンゞャヌずしお働く。IP3は小胞䜓(ER)のIP3受容䜓に結合し、Ca^の现胞内濃床䞊昇を促し、protein kinase C(PKC)の掻性化を介しおカスパヌれ3を掻性化し、栞ずDNAの断片化に至る。䞀方、栞の膚最は、この経路ずは異なり、カルモゞュリン-CaMKIIの経路による。ただし、CaMKIIの掻性化はCa^非䟝存的であり、Gβγ-DG経路による可胜性はあるが、その機構は䞍明であり、残された課題である。たた、カスパヌれ3の掻性化は、PKC阻害剀でもCaMKII阻害剀でも抑制されるこず、现胞圢䜓の倉化もCaMKII阻害剀で抑制されるこずから、现胞死はPKCずCaMKIIの二重支配䞋にあるものずされた。We clarified developmental profiles of gene expression of early response genes to 20E in the anterior silk glands during the fifth instar up to the time of cell death execution two days after gut purge. Also, we showed the gene response to 20E in vitro using anterior silk glands of gut-purged larvae. The in vivo and in vitro results indicated that a heterodimeric EcR-B1 and USP-2 may be responsible for the cell death Results also indicated involvement of E74, E75, BHR3 and BR-C isoforms, but not Ftz-F1. We are not succeeded in gene cloning of the putative membrane ecdysone receptor yet. We examined pharmacologically the signaling pathway from mEcR to cellular responses, i.e. cell condensation, nuclear condensation, DNA fragmentation and nuclear fragmentation. Ca acts as the second messenger The mEcR is suggested to be a G-protein coupled receptor (GPCR) associated with Gαq, followed by a serial activation of phospholipase c-β, generation of inositol 3-phosphate (IP_3), and release of Ca from endoplasmic reticulum probably through IP3 receptor Then, Ca activates protein kinase C (PKC) and caspase 3-like protease. This signaling pathway culminates in nuclear fragmentation and nuclear fragmentation. Nuclear condensation is regulated by a different pathway involving calmodulin and calmodulin-dependent protein kinase II (CaMK-II). However, this pathway was not activated by Ca, and therefore it is unknown whether Gαq is involved in this pathway. In addition, inhibitors of calmodulin and CaMK-II affected the occurrence of nuclear and DNA fragmentations, indicating the caspase 3-like protease activation does not depend simply on the signaling pathway of GPCR/PLC-β/IP3/Ca/PKC.研究課題/領域番号:17380035, 研究期間(幎床):2005 – 2007出兞研究課題「゚クゞ゜ン膜受容䜓の分子特性ず機胜」課題番号17380035KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-17380035/173800352007kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/を加工しお䜜

    Rectal sac distention is induced by 20-hydroxyecdysone in the pupa of Bombyx mori

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    Holometabolous insects do not excrete but store metabolic wastes during the pupal period. The waste is called meconium and is purged after adult emergence. Although the contents of meconium are well-studied, the developmental and physiological regulation of meconium accumulation is poorly understood. In Bombyx mori, meconium is accumulated in the rectal sac; thereby, the rectal sac distends at the late pupal stage. Here, we show that rectal sac distention occurs between 4 and 5 days after pupation. The distention is halted by brain-removal just after larval-pupal ecdysis but not by brain-removal 1 day after pupation. In the pupae, brain-removal just after ecdysis kept the hemolymph ecdysteroid titer low during early and mid-pupal stages. An injection of 20-hydroxyecdysone (20E) evoked the distention that was halted by brain-removal in a dose-dependent manner. Therefore, brain-removal caused the lack of ecdysteroid, and rectal sac distention did not appear in the brain-removed pupae because of the lack of ecdysteroid. We conclude that rectal sac distention is one of the developmental events regulated by 20E during the pupal period in B. mori. © 2008 Elsevier Ltd. All rights reserved
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