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    ロウジン ビョウイン カンジャ ノ ニュウイン マエ カイゴ ジョウキョウ ノ ケイネンテキ ヘンカ

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    1998年から1995年の8年間に老人病院に新規に入院した患者の家族を対象として、質問紙法を用いて、入院前の患者の状態と介護状況の調査をした。入院前の患者の状態及び介護者のプロフィールには明らかな変化はみられなかったが、在宅介護を行う家族は減少していた。 ホームヘルパー、デイサービス、ショートステイの周知度と利用率は上昇したが、周知度の高さに比べ利用率は低かった。在宅福祉サービスの利用率が増加した近年に介護負担感とサービス利用の有無に関連がみられるようになり、患者の移動に対する介護負担感は、各サービス共、利用した介護者が利用しなかったものより高かった。痴呆の介護負担感についてはデイサービス、ショートステイを利用した介護者の方が高かったが、ホームヘルパーについては利用した介護者の方が低かった。在宅介護期間についてはデイサービス、ショートステイを利用した方が長かった

    チホウセイ ロウジン ノ カイゴ フタンカン シャクド ノ ケントウ カイゴ フタンカン ト カイゴシャ フタンカン ヒョウカ シャクド CBS トノ カンレン

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    老人病院に入院前に、在宅で痴呆患者を介護した経験のある主介護者を対象に、以下の2つの事柄および介護者負担感評価尺度(Caregiver Burden Scale:以下CBS)について調査し、その2つの調査結果とCBSとの関連について分析した。2つの事柄とは1.介護の負担感(移動、外出、排泄、入浴、痴呆症状の各々の介護に対する認知的評価)2.在宅福祉サービスの利用の有無である。その結果、移動、外出、排泄、入浴の介護の負担感とCBSの「日常生活の援助」との間、また痴呆症状の介護に対する負担感とCBSの「痴呆症状への対応」との間に有意な相関が認められた。さらに各々の介護の負担感とCBSの合計点との間に有意な相関が認められ、著者らが用いてきた負担感尺度が介護負担感尺度として妥当性のあることが示された。しかし、在宅福祉サービスの利用の有無とCBSの「社会的サポートの不足」との間の相関は低く、社会的サポートの供給量の増大やサービス内容の検討の必要性が示唆された。Relations between a feeling of the care dementia symptom and caregiver burden scale (CBS) were analyzed. The subjects for the present study were the caregivers who took care of senile dementia at home before the geriatric hospitalization. Results were the following : there was a significant correlation between a feeling of the care burden of daily life help of the CBS.There was also some significant correlation between a feeling of our dementia symptom scale and the care burden of CBS. There was a significant correlation between the sum total score of a feeling of the care burden and the CBS score as well. In the present study, the measure we adopted as the feelings of care has been shown to be valid. On the other hand, the correlation was small between the social support of the existence of the use of the at-home welfare service and the CBS ; thus the further examination on the matter and contents of the social support is necessary

    コウレイシャ エノ カゾク ノ ケア キノウ シヒョウ ノ ケントウ

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    高齢者への家族のケア機能を明らかにすることを目的として、老人大学受講生(345名)、および配偶者(181名)と子供世代(136名)を対象に質問紙調査を行った。家族ケア機能を配偶者と子供世代に分けて分析し、それぞれから励ます言葉をかけるなどの情緒・行為的援助、欠点が気になるなどの疎外的態度、話し相手になるなどの受容的態度の同一28項目よりなる3因子が抽出された。ケア機能は構造的に配偶者と子供世代は同一だが、量的には情緒・行為的援助は配偶者が多く、疎外は子供世代が低かった。情緒・行為的援助と疎外は配偶者と子供世代間に高い相関があり、世代間継承が認められた。高齢者自身のケアの受け止めは配偶者認知と相関が高い。一方、高齢者から家族への関与は積極的関与と否定的関与が見い出され、家族のケア指標の変動に高齢者自身の関与が大きく影響し、高齢者への家族のケア機能と高齢者の関わり方は相互に関連していることが示された
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