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    大腸3D-CT検査(CT-colonography)における腸管外病変の検出

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    大腸疾患患者を対象に大腸3D-CT検査(CT-colonography)を施行し,腸管外病変の検出率,検出された腸管外病変の臨床的重要性の分類および大腸疾患の有無と腸管外病変の関係の3項目について検討した.その結果,対象者112例のうち84.8%の症例に少なくとも1つ以上の腸管外病変を認めた.また,対象例のうち33例(29.5%)にカテゴリーE4(臨床上重要な所見を有する)群に分類される腸管外病変を認めた.そして,カテゴリーE4群のうち大腸内視鏡検査で24例(72.7%)が大腸癌と,4例(12.1%,全例に対する比率:3.6%)が所見なしと診断された.これらのことから,大腸疾患およびその疑いを有する症例にCT-colonographyを施行することは,大腸疾患を有する症例はもとより内視鏡検査で所見なしと診断された症例においても,重大な腸管外病変の早期発見に有用である
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