40 research outputs found

    Acoustic Detection of an Unknown Bat Species in Okinawa

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    Pipistrelles of the genus Hypsugo are among the rarest bats in Japan, known from a handful of records. In June 2018, a sequence of echolocation calls apparently by a bat of this genus was recorded by an automatic ultrasound recorder on the island of Okinawa. The calls closely resemble H. pulveratus, a Chinese species never before recorded in Japan, and H. alaschanicus, a very rare species in Japan. They also resemble calls of Hypsugo sp. bats from a small population recently discovered on nearby Amami-Oshima Island. The extreme rarity in our recordings, combined with lack of detection in Okinawa by other surveys, suggests that the individual was a vagrant. However, given the cryptic nature of the species on Amami, it remains possible that there is a small and likely endangered resident population, underlining the need for further bat surveys on Okinawa and other Nansei Islands

    小学生向け外来種&ヒアリ学習ワークショップの開発と実践

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    市民のヒアリ監視活動への参画,および外来種リテラシーの向上を目指した体験型ワークショップ(以下,WS)を開発した.ヒアリの日本国土への定着を阻止するためには,専門家だけでなく市民ひとりひとりがヒアリ監視のスキルと意識を持つことが,きわめて有効なリスク対策となる.本WS は,外来種問題という社会が抱える喫緊課題に対する問題解決の手段としての側面と,市民が身近な自然の生物多様性を学ぶ環境学習の側面を併せ持つ.そのため,ヒアリや外来種に対する危機意識の醸成だけではなく,生き物への純粋な興味や知識欲をくすぐるエンターテイメント性を意識してプログラムをデザインした.加えて,生物を扱うWS で最も講師のスキルと経験が求められるパートである野外観察・採集と顕微鏡観察を省略するために,アリ類の精密拡大模型を作成した.これにより,専門性を担保しつつも,専門家でなくとも実施可能な比較的手軽で汎用性の高いWSとなった.WS のコンパクト化を実現したことで,危機管理WS の命題である実施範囲の拡大へとつながった.ヒアリ対策のニーズの高い沖縄県において継続的にWS を実践し,改良を重ねて本WS が完成した.WS の前後でとった参加者へのアンケート調査結果から,本WS の最適な実施対象は小学校中学年であること,参加者の「ヒアリ」のキーワード認識率はWS 前から高い水準にあること,そしてWS 参加によって「ヒアリ」および「外来種」のキーワード認識率が上昇することが明らかになった

    学内で創る模擬患者とのコミュニケーション実習~学内で学びを深める試み~

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     本稿の目的は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、臨地実習受け入れ中止に伴い学内で実施された「基礎看護学実習Ⅰ」における授業実践において、発展した学びを学内で提供する方略について検討することである。特に本稿では、臨地で実践を予定していたʻ患者との初めての出会いʼを効果的に学内で実施するための工夫について報告する。はじめに、基礎看護学実習Ⅰの目標・構成・実際のスケジュールについて概観し、続いて、模擬患者とのコミュニケーションの実際、学習を深めるための工夫について報告した。実践した学内での「基礎看護学実習Ⅰ」のコミュニケーションでは、第1にコミュニケーションの講義とロールプレイとその振り返りにより自己のコミュニケーションの特徴を知り、第2に自己分析と看護の意味の考察から看護師―患者関係を考察し、第3に模擬患者とのコミュニケーションを経験することにより、コミュニケーションの相互作用と深まりを実感することが示唆された。今後、看護学実習という臨地での学びに重きをおく授業形態の中で、学内で何を学ぶことができるのか考えていくことが課題である
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