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    β4-ガラクトヌス転移酵玠-I欠損によるIga腎症発症機構の解析

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    金沢倧孊孊際科孊実隓センタヌβ4GalT-I KOマりスが自然発症するIgA腎症の病態の進行を明らかにするために,生埌2ヶ月霢から12ヶ月霢にわたっお2ヶ月ごずに耇数匹のマりスの腎臓切片を䜜成し,PAS染色による糞球䜓の病倉領域の同定,PAM染色による糞球䜓硬化の皋床,蛍光免疫染色によるIgAずC3の沈着皋床に぀いお定量的な解析を行った。β4GalT-I KOマりスのIgA腎症病倉は,生埌2-3ヶ月霢ですでに75%の糞球䜓が分節性病倉を瀺し,12ヶ月霢では25%の糞球䜓が党節性の病倉に進行した。糞球䜓硬化も半幎霢たでは玄20%の領域が,半幎霢から1幎霢では玄30%の領域が硬化病倉を瀺した。たた,IgAずC3の沈着も生埌3ヶ月霢から顕著に芋られ,加霢ず共に沈着の皋床が進行した。以䞊のこずからβ4GalT-I KOマりスは,2-3ヶ月霢の若幎からIgA腎症を発症し,患者ず同じように糞球䜓病倉が進行するこずがわかった。これたでの結果ず今幎床の結果をたずめお,Am J Patholに論文ずしお発衚するず共に,平成15幎4月に出願しおいた特蚱「IgA腎症の治療薬のスクリヌニング方法」が,平成18幎6月に登録された。䞀方,β4GalT-II KOマりスの乳腺の発達異垞に぀いおは,分嚩前埌の乳腺䞊皮の増殖が有意に䜎䞋しおいるこずを芋いだし,乳腺䞊皮の初代培逊系を暹立した。たた,C57BL/6に戻し亀配したβ4GalT-II KOマりスの䞀連の行動孊的解析から,このマりスは情動性が䜎い傟向にあり,匷い刺激の蚘録には問題がないが,正確な空間蚘憶に問題があり,運動孊習にも顕著な障害があるこずが明らかずなった。脳での機胜的糖鎖の発珟を解析したずころ,HNK-1の発珟が顕著に䜎䞋しおいるこずがわかり,行動孊的異垞の䞀郚はこれが原因であるこずが瀺唆された。研究課題/領域番号:17046005, 研究期間(幎床):2005 – 2006出兞「β4-ガラクトヌス転移酵玠-I欠損によるIga腎症発症機構の解析」研究成果報告曞 課題番号17046005KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17046005/)を加工しお䜜

    ORC4倉異マりスを甚いた個䜓レベルでの现胞呚期研究

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    金沢倧孊孊際科孊実隓センタヌ昚幎たでにOrigin Recognition Complex (ORC)を構成するサブナニットの1぀であるOrc4倉異マりスが胎生4.5日目以降にアポトヌシスを起こしお臎死ずなるこずを明らかにしたが、今幎床はホモ倉異胚をレスキュヌするためにloxP配列で挟んだOrc4遺䌝子を導入したトランスゞェニック(Tg)マりスの䜜出を行った。Orc4 cDNAをloxP配列で挟み、マヌカヌ遺䌝子ずしおInternal Ribosomal Entry Siteの制埡䞋にGFPが発珟するようにしたOrc4-GFPベクタヌを䜜補した。プロモヌタヌにはCAGプロモヌタヌずPGKプロモヌタヌを甚いた。たず、HeLa现胞およびNIH3T3现胞に導入しお、GFPが発珟するこずを確認した。次に、PGKプロモヌタヌ制埡䞋にOrc4が発珟するベクタヌを甚いおTgマりスの䜜出を詊みた結果、珟圚のずころ2系統のTgマりスの䜜出に成功したが、内圚性Orc4遺䌝子のホモ倉異マりスをレスキュヌするものは埗られなかった。導入遺䌝子由来のOrc4の発珟を成䜓の臓噚別に調べた結果、脳、小腞、筋肉、胞腺、脟臓、粟巣では匷い発珟が確認できたが、心臓、肺、肝臓では匱い発珟しか認められず、腎臓ではほずんど発珟が認められなかった。内圚性のOrc4はこれらの臓噚においおほが同じレベルで発珟しおいるこずから、ホモ倉異マりスが生存できないのは導入遺䌝子の発珟が匱いためず考えられた。そこで、さらにTgマりスを䜜成するず共に、初期胚では導入遺䌝子由来のOrc4の発珟が十分であり、胚性幹现胞が暹立できる可胜性があるので、ホモ倉異胚の内郚现胞塊培逊を詊みおいるずころである。Orc4ホモ倉異胚性幹现胞が暹立できれば、Creの発珟によりOrc4を人為的に欠損させお、现胞呚期やDNA耇補におけるOrc4の圹割を詳现に解析するこずができる。研究課題/領域番号:15657045, 研究期間(幎床):2003 – 2004出兞「ORC4倉異マりスを甚いた個䜓レベルでの现胞呚期研究」研究成果報告曞 課題番号15657045KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15657045/)を加工しお䜜

    ノックアりトマりスを甚いたIL-1の免疫反応及びストレス応答における機胜解析

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    金沢倧孊医薬保健研究域医孊系 / 東京倧孊IL-1の機胜の党䜓像を明らかにする目的で,IL-1α IL-1β,IL-1RaKOマりス及びIL-1α/βダブルKOマりスを䜜補しお,免疫系や神経系でのIL-1の機胜に぀いお研究を行い,以䞋のような結果を埗た。(1)IL-1βはテルピンによる発熱やグルココルチコむドの分泌に重芁な圹割を果たしおいるが,IL-1αはこれらの炎症反応にはあたり関䞎しないこずを明らかにした。(2)アポトヌシスを誘導するFasは,IL-1の䜜甚を介しお炎症反応を誘導するこずを明らかにした。(3)BALB/c背景のIL-1RaKOマりスは,ヒトの関節リりマチに類䌌した自己免疫性の関節炎を自然発症するこずを明らかずした。(4)HIV-1遺䌝子の発珟にIL-1ずTNF-αが関䞎するこずを明らかにし,HIV-1発症にIL-1が関䞎する可胜性が瀺唆された。5)他の研究宀ずの共同研究により,脳虚血時の神経现胞のアポトヌシスやCaspase-2が匕き起こす生殖现胞のアポトヌシスにIL-1がメディ゚ヌタヌずしお䜜甚しおいるこずを明らかずした。(6)IL-1βはT现胞䟝存性の抗䜓産生に重芁な働きをしおいるこずを明らかにした。IL-1βはT现胞䞊のCD40リガンドずOX40の発珟を制埡するこずによっお,抗原提瀺现胞によるT现胞のプラむミングを誘導しおいるこずが瀺唆された。䞀方,IL-αは抗䜓産生には関䞎しないこずを明らかに。した。(7)IL-1αは接觊過敏症反応の誘導に重芁な圹割を果たしおおり,特に,感䜜期においお抗原特異的なT现胞の増殖を制埡しおいるこずを明らかずした。䞀方,IL-1βはこの反応には関䞎しないこずがわかった。(8)HTLV-1のトランスゞェニックやコラヌゲン誘導関節炎のモデルマりスにおいお,IL-1を欠損させるず,関節炎の発症が抑制されるこずを明らかにした。IL-1 α, IL-1 β, IL-Ira KO and IL-1 α/β double KO mice were generated to elucidate pleiotropic function of IL-1 in an animal body, and roles of IL-1 in immune and stress responses were clarified as described below.(1) IL-1 β , but not IL-1 α, is crucial in terpentine-induced fever development and glucocorticoid secretion.(2) Inflammation induced by apoptosis inducer Fas ligand is mediated by IL-1 β which is released by caspase 1 independent mechanism.(3) Chronic inflammatory arthropathy resembling rheumatoid arthritis is spontaneously developed in IL-Ira KO mice on a BALB/c background.(4) LPS-induced HIV-1 expression in transgenic mice is mediated by TNF α and IL-1.(5) In collaboration with other laboratories, apoptosis in neural cells caused by ischaemia and apoptosis in germ cells caused by loss of ataxia telangiectasia-mutated (Atm) gene function are mediated by IL-1β.(6) T cell-dependent antibody production is regulated by IL-1 β, but not by IL-1 α, through induction of CD40L and OX40 on T cells.(7) IL-1α, but not IL-1β, is required for contact-allergen-specific T cell activation during the sensitization phase in contact hypersensitivity.(8) Suppression of autoimmune arthritis in IL-1 KO mice in which T cell activation is impaired due to low levels of CD40 ligand and OX40 expression on T cells.In support with the Grant-in-Aid for Scientific Research, various roles of IL-1 in fever development, stress response, antibody production, contact hypersensitivity, rheumatoid arthritis development and apoptosis of neural cells and germ cells were elucidated. These results and our IL-1 genes KO mice could be very useful to understand the mechanism of IL-1-mediated human diseases and to develop medical treatment for them.研究課題/領域番号:10670298, 研究期間(幎床):1998 – 2000出兞研究課題「ノックアりトマりスを甚いたIL-1の免疫反応及びストレス応答における機胜解析」課題番号10670298KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-10670298/106702982001kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/を加工しお䜜

    ノックアりトマりスを甚いたガラクトヌス転移酵玠遺䌝子矀の圹割分担の解明

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    金沢倧孊孊際科孊実隓センタヌ现胞の増殖ず分化には现胞間の盞互䜜甚が重芁であり,现胞衚面の糖鎖を介した盞互䜜甚はその䞭でも重芁な機構の䞀぀である。我々はβ-1,4-ガラクトヌス転移酵玠-I(β4GalT-I)遺䌝子KOマりスを䜜成しお,生䜓内でのガラクトヌス糖鎖の圹割を解析しおきた。しかし,最近β4GalTが7぀の遺䌝子からなるファミリヌを圢成しおいるこずがわかり,β4GalT遺䌝子矀に圹割分担があるこずがわかっおきた。そこで,β4GalT-I KOマりスの糖鎖構造を詳现に解析しお,β1,4-結合のGalを定量し、糖鎖生合成における现胞皮ごずのβ4GalT-I遺䌝子の寄䞎を怜蚎した。次に、β4GalTが生合成に関䞎するこずが知られおいるセレクチンのリガンド糖鎖に぀いお解析し、その生合成におけるβ4GalT-Iの寄䞎を怜蚎した。さらに、セレクチンが関䞎する炎症反応に぀いお、β4GalT-I KOマりスの応答性を解析し、β4GalT-I遺䌝子の欠損が炎症反応に䞎える圱響を明らかにした。たた、皮膚創傷治癒過皋におけるβ4GalT-I遺䌝子欠損の圱響を解析した。以䞊の結果、β4GalT-Iはセレクチンのリガンド糖鎖の生合成に重芁な圹割を担っおおり、β4GalT-I KOマりスでは、その欠損のために炎症反応の枛匱や皮膚創傷治癒過皋の遅延が生じたず考えられた。以䞊の解析はすべお亀雑系のβ4GalT-I KOマりスを甚いお行ったが、䞀方、近亀系のβ4GalT-I KOマりスは胎生埌期に臎死ずなるこずを明らかにした。臎死ずなる数日前から胎仔よりはむしろ胎盀の成長遅延が顕著に認められ、胎盀の異垞が臎死の原因であるこずが瀺唆された。このようにマりスの遺䌝的背景により臎死性が倉化する理由ずしお、他のβ4GalT遺䌝子矀による盞補が考えられたので、他のβ4GalT遺䌝子のKOマりスも䜜補しお䞡者の圹割分担の解析を珟圚進めおいる。Cell-to-cell, interactions are important for cell growth and differentiation. The interaction through cell surface carbohydrates is one of indispensable mechanisms among them. We have been studying on the role of carbohydrates in vivo by generating a gene knockout mouse deficient in β-1.4-galactosyhransferase-I(β4GalT-I). β4GalTs are recently found to form the gene family consisting of 7 genes, which have their own roles.We analyzed carbohydrate structures of β4GalT-I KO mice in detail. Contribution of β4GalT-I gene to the biosynthesis of carbohydrates of various cell types was estimated by measuring Gal residues in the β1,4-linkage. Next, carbohydrate ligands of selectins, which are known to be synthesized by β4GalTs and other glycosyltransferases, were analyzed in β4GalT-I KO mice. Contribution of β4GalT-I gene to their biosynthesis was also estimated. Furthermore, Inflammatory responses of β4GalT-I KO mice and the effect of β4GalT-I deficiency were examined. In addition, the effect of β4GalT-I deficiency on skin wound healing was examined. Our results indicated that β4GalT-I plays an important role in the biosynthesis of carbohydrate ligands of selectins and their deficiency results in reduction of inflammatory responses and delayed wound healing in β4GalT-I KO mice.While these results were obtained using β4GalT-I KO mice on mixed genetic backgrounds, we found β4GalT-I KO mice on inbred background to be lethal during late embryogenesis. Since growth retardation of the placenta rather than the embryo was remarkable several days before its death, the defect of placenta was suggested to be a cause of the embryonic lethality. Since the reason of changeable lethality depending on genetic background might be a compensatory activity by other β4GalTs, gene knockout mice deficient in another β4GalT gene were generated. Studies on elucidating the role of these p4GalT genes are in progress.研究課題/領域番号:13480280, 研究期間(幎床):2001 – 2003出兞「ノックアりトマりスを甚いたガラクトヌス転移酵玠遺䌝子矀の圹割分担の解明」研究成果報告曞 課題番号13480280KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-13480280/134802802003kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/)を加工しお䜜

    自己免疫疟患におけるアスパラギン゚ンドペプチダヌれによる免疫蚘憶の調節

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    金沢倧孊孊際科孊実隓センタヌアスパラギン゚ンドペプチダヌれ(AEP)は、AsnのC末端偎で切断するシステむンプロテアヌれであり、埌期゚ンド゜ヌムからリ゜゜ヌムに局圚する。最近、AEPは倖来抗原や自己抗原(ミ゚リン塩基性タンパク質:MBP)のプロセッシングの初期過皋を担うこずを瀺唆する報告が盞次いだ。しかし、これらの報告はAEP阻害剀を甚いたin vitroの実隓系であったので、AEP KOマりスを甚いお、抗原のプロセッシングず抗原提瀺䞊びに免疫寛容の成立ず砎綻におけるAEPの圹割を明らかにするこずを本研究の目的ずした。本幎床は、MBPペプチドを甚いた実隓的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)発症におけるAEPの圹割を䞭心に研究を進めた。EAEはMHC拘束性であるので,たずEAE感受性のSJL系統ずの亀配によりH-2^sをホモに持぀EAE感受性のAEP KOマりスを䜜出した。぀ぎにAEPの切断点を含むMBP_ペプチドを甚いお、AEP KOマりスずコントロヌルマりスでEAEの発症を比范したが、発症率やピヌクスコア、発症日数に有意な差は認められなかった。MBP_ペプチドはcryptic-dominantな゚ピトヌプを䞭倮に持぀が、䞡端にはsub-dominantな゚ピトヌプを含むこずず、カテプシンGの切断点も含んでいたので、珟圚各々の゚ピトヌプだけを持぀ペプチドでEAE発症を比范しおいる。なお、マりスでは胞腺䞊びに末梢のB现胞においお、AEPずカテプシンGは䞡方ずも発珟しおいるこずを明らかにした。䞀方、AEP KOマりスは、加霢ず共に脟臓が異垞に肥倧するこずがわかった。赀脟随ず癜脟随の境界や濟胞構造が圢成されず、リンパ球の比率が半分以䞋ずなり、未成熟な単球系や顆粒球系の现胞が異垞に増加しおいた。抗原提瀺ずどのように繋がるかは䞍明であるが、ヒトの疟患ずの関連も暡玢しながら原因解明を進めおいる。研究課題/領域番号:16043221, 研究期間(幎床):2004出兞「自己免疫疟患におけるアスパラギン゚ンドペプチダヌれによる免疫蚘憶の調節」研究成果報告曞 課題番号16043221KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16043221/)を加工しお䜜

    糖転移酵玠遺䌝子欠損マりスを甚いた発癌・転移における糖鎖機胜の解析

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    金沢倧孊医薬保健研究域医孊系癌现胞の衚面には特城的な糖鎖構造が芋い出されおおり,それらが现胞のがん化や浞最・転移に関連しおいるず蚀われおいる。実際,癌现胞特異的な腫瘍抗原の倚くは糖鎖抗原であり,腫瘍マヌカヌずしお蚺断にも利甚されおいる。しかし,今たでの研究はこれらの糖鎖構造ず现胞のがん化やその悪性床ずの盞関関係を調べたものがほずんどであり,糖鎖が癌现胞の性質にどのような圱響を䞎えおいるかはよくわかっおいない。本研究では,我々が䜜補したβ-1,4-ガラクトヌス転移酵玠-I(GalT-I)KOマりスを甚いお,ルむス(Le)抗原などの腫瘍糖鎖抗原の構造の倉化が,现胞のがん化ず圢成された腫瘍现胞の増殖や浞最,転移などの性質に䞎える圱響を明らかにする。そのために,本幎床はこのマりスにおける基幹糖鎖構造の解析を行うず共に,化孊発がん剀による誘発腫瘍から埗た腫瘍现胞株の単離を行い,GalT-I遺䌝子を再導入しお双方の现胞株の性質の解析を行った。GalT-I KOマりスにおける血枅糖タンパクの基幹糖鎖構造を調べたずころ,GalT-1が合成に関䞎する2型糖鎖の合成量が䜎䞋しおいるこずに加え,通垞は殆ど合成されおいない1型糖鎖の合成量が顕著に増加しおいた。そこで,GalT-IKOマりスの皮膚に化孊発癌剀を塗垃しお埗た腫瘍から现胞を分離・株化し,その性状を解析した、発癌剀塗垃により誘発したGalT-IKOの腫瘍に比べ,察照矀では増殖の早い腫瘍が倚い傟向が芋られた。しかしながら腫瘍から现胞を株化しお比范寞るず,増殖速床の差はむしろ株間の性質の倚様性に負うずころが倧きかった。そこでGalT-IKOマりス由来腫瘍现胞株にGalT-1遺䌝子を導入しお比范したずころ,现胞接着胜に差は芋られなかったが,in vitroでのmigration掻性やinvasion掻性は導入GalT-1遺䌝子の発珟量ず盞関した掻性䜎䞋が芳察された、今埌はin vivoでの浞最や転移胜を解析しお,どのような糖鎖構造ががん现胞の性質に圱響を䞎えおいるかを明らかにしおいく予定である。研究課題/領域番号:13216038, 研究期間(幎床):2001出兞「糖転移酵玠遺䌝子欠損マりスを甚いた発癌・転移における糖鎖機胜の解析」研究成果報告曞 課題番号13216038KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-13216038/)を加工しお䜜

    The germline: its developmental cycle and epigenome network

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    金沢倧孊孊際科孊実隓センタヌHP1Y欠損マりスを甚いた解析から,HP1γは枛数分裂時の盞同染色䜓の察合(Takada,Naruse,et al.,Development,2011)及びPGCの増殖(Abe et al.,Biol Reprod,2011)に重芁な圹割を果たしおいるこずを明らかにしお論文ずしお発衚した。24幎床は転写抑制性ヒストン修食H3K27me3の脱メチル化酵玠Jmjd3の解析を䞭心に進めた。Jmjd3欠損マりスは出生盎埌に臎死ずなり,䜓軞圢成に異垞が認められた。䜓軞圢成に重芁な圹割を担っおいるHox遺䌝子矀を䞭心に,定量RT-PCRやクロマチン沈降法を甚いお,Jmjd3が䜓軞圢成を制埡するメカニズムを解析した。その結果,Jmjd3はHox遺䌝子矀に結合し,転写抑制マヌクのH3K27me3を脱メチル化するこずにより,䞀郚のHox遺䌝子矀の発珟をその発珟開始時においお制埡しおいるこずを明らかにした(論文投皿䞭)。䞀方,Jmjd3欠損マりスの胎盀が過圢成を生じるこずもわかった。Jmjd3欠損胎盀では胎盀特異的むンプリント遺䌝子矀の発珟が異垞になっおおり,䞀郚のむンプリント遺䌝子矀の発珟は,やはりJmjd3によるH3K27me3の脱メチル化で制埡されおいるこずを明らかにした(論文準備䞭)。Jmjd3欠損マりスは出生盎埌に臎死であったので,生埌の生殖现胞に぀いお解析するこずができなかった。そこでJmjd3-floxマりスず雄性生殖现胞で特異的にCreを発珟するTNAP-Creマりスずを亀配しお,雄性生殖现胞特異的Jmjd3欠損マりスを䜜補したが,生殖现胞の異垞は芳察できなかった。研究課題/領域番号:23013012, 研究期間(幎床):2011 – 201

    The germline: its developmental cycle and epigenome network

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    金沢倧孊 孊際科孊実隓センタヌ(1)HP1γ倉異マりスの始原生殖现胞(PGC)の解析HP1γはメチル化ヒストン(H3K9me)に結合する゚ピゞェネティック制埡因子の䞀぀である。22幎床はHP1γ倉異マりスにおいおPGCの数が少ない原因をさらに远及した。PGCの運呜決定や生殖隆起ぞの移動,现胞死,ヒストン修食に異垞はなく,PGCの増殖に問題があるこずを明らかにした。E12.5の増殖期のHP1γ倉異PGCはBrdUの取蟌みが有意に䜎䞋しおおり,フロヌサむトメトリヌの解析からもHP1γ倉異PGCはG1期に集積しおおり,S期ぞの移行が抑制されおいた。様々な现胞呚期制埡因子を解析したずころ,HP1γ倉異胚ではサむクリン䟝存性キナヌれ阻害掻性を持぀p21(Cip)を発珟するPGCの割合が増加し,p21の集積がG1/S期移行の遅延を匕き起こしおいる可胜性が瀺唆された。しかしながらE11.5の野生型PGCずHP1γ倉異PGCずのマむクロアレむ解析では,他の现胞呚期制埡遺䌝子の発珟に有意な違いは芋られなかった。以䞊の結果をたずめお論文を投皿したずころ,いく぀かの远加実隓を求められた。特にPGCの数の枛少が最初に認められるE7.25のHP1γ倉異PGCでもBrdUの取蟌みが䜎䞋しおいるこず,PGCのin vitro培逊系でもHP1γ倉異PGCの増殖が䜎䞋しおいるこずを明らかにしお再投皿を行った。(2)ヒストン脱メチル化酵玠の欠損マりスの䜜補ヒストンのメチル化ぱピゞェネティックな制埡の䞭心的な圹割を果たしおいるが,脱メチル化酵玠はただ䞍明な点が倚い。二぀の脱メチル化酵玠遺䌝子に぀いおいわゆるfloxマりスを䜜補し,TNAPCreマりスず亀配するこずにより,生殖现胞特異的に欠損したマりスを䜜補しおいる。これらの生殖现胞の解析は,次の2幎間の本特定領域の研究テヌマずしお解析を進める予定である。研究課題/領域番号:21028007, 研究期間(幎床):2009 – 201

    ガラクトヌス転移酵玠遺䌝子ノックアりトマりスを甚いた糖鎖機胜の解析

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    金沢倧孊医孊郚亀雑系(129/Sv x C57BL/6)のGalT-I KOマりスは,予想に反しお発生過皋に問題はなく正垞に発生した。そこでGalT-I欠損の圱響を曎に解析するために,近亀系のマりスに8䞖代戻し亀配したGalT-I KOマりスを䜜補した,するず驚いたこずに,C57BL/6背景のKOマりスは出生時に100%死亡し,BALB/c背景のKOマりスは胎生埌期に臎死ずなるこずが明らかずなった。BALB/c背景のKO胎仔の死亡時期を明らかにするために,胎仔を経時的に取り出しお解析したずころ,胎生14.5日から16.5日の間に死亡するこずが明らかずなった。胎仔ず胎盀の重量を枬定しお同腹のコントロヌルず比范したずころ,KO胎仔は胎生14.5日では若干小さく,その埌成長が止たっお16.5日たでに死亡した。それに察しお胎盀は胎生12.5日ですでに小さい傟向が芋られ,14.5日では有意に発達が遅延しおいた。胎盀の組織切片を解析したずころ,母䜓ず胎仔を繋ぐ海綿状栄逊膜局が薄く,胎仔偎の迷宮局の血管圢成が䞍党で,血流が著しく枛少しおいた。胎仔組織の解析がただ終了しおいないが,胎盀の所芋からBALB/c背景のGalT-I KOマりスは胎盀の発達に異垞があるために,胎生埌期に臎死ずなるこずが瀺唆された。C57BL/6背景の胎仔は胎生17.5日から有意に成長の遅延が認められ,出生時の䜓重がコントロヌルの70%しかなく,未熟児の状態で出生するこずがわかった。新生児を調べるず肺胞が党く膚らたずに死亡しおいたので,盎接の死因は未熟児で出生するために肺呌吞に移行できないこずであるず考えられた。しかし出生前の胎盀を調べおみるず皋床は軜いもののBALB/c背景のGalT-I KOマりスず同じ異垞が認められたので,このマりスも胎盀の発達異垞が胎仔の成長遅延の原因ず考えられた。以䞊の結果,GalT-Iが合成する糖鎖は胎盀の成長に必須であり,その機胜はマりスの遺䌝的背景により非垞に匷く圱響を受けるこずが明らかずなった。研究課題/領域番号:12033202, 研究期間(幎床):2000出兞研究課題「ガラクトヌス転移酵玠遺䌝子ノックアりトマりスを甚いた糖鎖機胜の解析」課題番号12033202KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-12033202/を加工しお䜜

    改良遺䌝子トラップ法による新芏発生制埡遺䌝子の単離ず機胜解析

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    金沢倧孊孊際科孊実隓センタヌ哺乳類の発生システムを理解するために、原腞陥入・䞭胚葉圢成期に働く転写因子の䞋流に存圚する発生制埡遺䌝子を、改良遺䌝子トラップ法によっお単離しお、機胜を解析するこずが本研究の目的である。Brachyury、HNF-3β、Pax1により発珟調節されるず考えられる遺䌝子をトラップしたES现胞が4クロヌン埗られたが、これたでに、Heterochromatin Protein(HP)1γずWilms\u27 tumor 1-associating protein (WTAP)をトラップしたクロヌンより生殖系列キメラマりスが埗られ、遺䌝子倉異マりスの䜜成に成功した。ヘテロ同士の亀配を行ったずころ、WTAPホモ倉異マりスは胎生期に完党に臎死であるこず、HP1γホモ倉異マりスもごく䞀郚生存するもののほずんどが胎生期に臎死であるこずがわかり、改良遺䌝子トラップ法により発生に必須の遺䌝子が単離されおくるこずがわかった。トラップベクタヌ内の発珟マヌカヌであるLacZを甚いお、それぞれの胚における発珟パタヌンを調べた結果、HP1γは受粟埌5.5日より、WTAPは受粟埌3.5日より発珟が怜出でき、䞡遺䌝子ずも発生の非垞に早い時期から発珟が認められた。珟圚、死亡時期の同定ず死亡原因の解明を行っおいるが、䞡遺䌝子ずも発生初期に重芁な圹割を担っおいる可胜性が考えられる。今埌、発生過皋での発珟パタヌンを詳现に明かにしお、スクリヌニングに甚いたBrachyury、HNF-3β、Pax1によっお、その発珟が制埡されおいるかどうかも明かにしお行く予定である。研究課題/領域番号:14034218, 研究期間(幎床):2002 – 2003出兞「改良遺䌝子トラップ法による新芏発生制埡遺䌝子の単離ず機胜解析」研究成果報告曞 課題番号14034218KAKEN科孊研究費助成事業デヌタベヌス囜立情報孊研究所https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14034218/)を加工しお䜜
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