111 research outputs found

    中学校理科第1分野における課題研究の取り組みについて(II) : 「電池に関する自由研究」の他己評価の実践例

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    中学校理科第1分野における課題研究(探究活動)の実践例3件はすでに報告済みである。ここで重要なことは, 生徒のおこなった調査・研究の実践報告書(レポート)を充実したものにするためにはどのような指導や助言並びに取り組みが必要であるかという点と, レポートを含めて課題研究(探究活動)の評価をどのように行なうかという点である。今回の実践では, 以上の2つの重要なポイントをふまえて「電池に関する自由研究」というテーマに取り組んだ。ここでは, 「生徒間でお互いのレポートを読んで評価しあう。」という他己評価を試みた。その結果をふまえて, 今後の課題研究(探究活動)をより効果的に実施するための提言や今後の課題について報告する

    化学分野における実験による実力テストの試み(I)

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    当校の理科教育における重要な柱のひとつとして生徒実験の重視という点があげられる。平素の授業ではできるだけ多く生徒実験を取り入れ, さらに中・高の各学年の状況に応じて探究活動や課題研究などが積極的に実施されている。さらに, 当校での「校内実力テスト」では, 高校1年理科選択者を対象とした「実験によるテスト」の試みがなされてきた。ここでは, 化学実験による実力テストの実践とその評価を行なった。今回のテーマは生徒にとって少し難しかったようであるが, 実験によるテストに真剣に取り組んだ結果, 理科に対する興味・関心を今まで以上に高めることができたことを実感した生徒が多く見られた。生徒の理解度や学習の進度に応じた適切なテーマを選定すること, 評価目標についての様々な観点からの検討, 実験を行なうために必要な器具や薬品等の充実を図ることなどの課題が明確になり, 今後の取り組みの指針が得られた

    化学IBにおける探究活動について(I) : 無機物質の性質に関する探究活動の実践例

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    いよいよ新教育課程がスタートする。前報では化学IBにおける探究活動のあり方や, 望ましいテーマ例, 探究活動を行なうときのさまざまな課題やその解決方法等について考察した。ここでは, 化学分野における無機化合物の学習での探究活動の実践例について具体的に報告する。すなわち, 「水溶液を判別する」というテーマにもとづいて探究活動をおこない, 生徒の化学に対する興味・関心を高めるための取り組みをおこなった。その結果をふまえて, 今後の探究活動をより効果的に実施するための提言や今後の課題について報告する

    The validation of a Japanese version of the New Freezing of Gait Questionnaire (NFOG-Q)

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    The version of record of this article, first published in Neurological Sciences, is available online at Publisher’s website: https://doi.org/10.1007/s10072-024-07405-y.Objective: This study aimed to develop a Japanese version of the New Freezing of Gait Questionnaire (NFOG-Q) and investigate its validity and reliability. Methods: After translating the NFOG-Q according to a standardised protocol, 56 patients with Parkinson’s disease (PD) were administered it. Additionally, the MDS-UPDRS parts II and III, Hoehn and Yahr (H&Y) stage, and number of falls over 1 month were evaluated. Spearman’s correlation coefficients (rho) were used to determine construct validity, and Cronbach’s alpha (α) was used to examine reliability. Results: The interquartile range of the NFOG-Q scores was 10.0–25.3 (range 0–29). The NFOG-Q scores were strongly correlated with the MDS-UPDRS part II, items 2.12 (walking and balance), 2.13 (freezing), 3.11 (freezing of gait), and 3.12 (postural stability) and the postural instability and gait difficulty score (rho = 0.515–0.669), but only moderately related to the MDS-UPDRS item 3.10 (gait), number of falls, disease duration, H&Y stage, and time of the Timed Up-and-Go test (rho = 0.319–0.434). No significant correlations were observed between age and the time of the 10-m walk test. The internal consistency was excellent (α = 0.96). Conclusions: The Japanese version of the NFOG-Q is a valid and reliable tool for assessing the severity of freezing in patients with PD

    本校における新教育課程「総合理科」の構想

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    1994年度より高等学校で実施される新学習指導要領で,新しく設けられた「総合理科」を実施するにあたり,現代理科教育の抱える課題や,現行の教育課程の反省をもとに,本校で開設する「総合理科」の主旨と理念について検討した。併せて構成案を示した

    総合理科の実践的研究 : 第1編「科学の成り立ち」の指導事例

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    1994年4月より新教育課程が始まり,本校では高等学校1年で「総合理科」を開設した。「総合理科」は第1編「科学の成り立ち」,第2編「科学の方法と理論の実際」,第3編「人間と科学-科学の再考」から構成されており,本年度より実践的研究をすすめてきている。本稿では「総合理科」の「第1編科学の成り立ち」の教材化と指導事例について検討した

    中学校理科課題学習における環境教育について

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    当校では, 1991年度から理科のカリキュラムとして環境教育を行い, 総合力を身につけた豊かな人間を育成することを目的として教育内容の充実に取り組んできた。その取り組みにおいては, 各科目の通常授業の単元学習や課題学習, 探究活動だけでなく, 環境学習を目的とした選択授業もカリキュラムに取り入れて実践してきた。ここでは, 中学2年の理科の授業における環境教育の実践について, 学年全体への環境学習や100校プロジェクトの研究指定校としての取り組みを中心とした選択授業の実践を報告をする。当校では, 100校プロジェクトの研究指定校として, 日本全国から協力校を得て「酸性雨の調査プロジェクト」を進めており, インターネットのWWW上で活動を展開している。また, 「GLOBEプログラム」にも参加し, 世界的なネットワークにも生徒が積極的に参加する機会を得て, 生徒達の環境への意識や環境学習への取り組みの意欲を高めている。さらに, これらの取り組みの中から, こどもエコクラブ(環境庁主催)のコンテスト等に自主的に参加する生徒もいる。私たちの環境教育の取り組みの現状を生徒達の意識調査とあわせて報告する
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