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    【肝疾患に対する外科治療】 肝細胞癌治療の最近の話題

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    雑誌掲載版肝細胞癌に対して、1980年代より手術治療の進歩とともに、ラジオ波凝固療法、経皮的エタノール注入療法、肝動脈化学塞栓療法(TACE)を組み合わせた集学的治療法が発展し、予後の改善に繋がってきた。近年では従来の治療に加えて、腹腔鏡やロボット(da Vinci)による肝切除術、肝移植、分子標的薬、陽子線療法などの新しい治療法が加わり、更に幅広い集学的治療が可能となってきている。しかしながら、個々の治療に関しては未だ試験段階のものも多い。我々は、新たな知見の集積による治療法・治療戦略の開発はもちろん、定期的なフォローと各科横断的な診療体制の構築が、肝細胞癌の予後向上につながるものと考えている。(著者抄録
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