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NY-60挿入眼の薄暮でのコントラスト感度
雑誌掲載版目的:着色非球面眼内レンズNY-60挿入眼の薄暮条件でのコントラスト感度を検討した。方法:屈折異常、白内障以外に眼疾患を有さず白内障手術を予定し ていた60例60眼を対象として、無作為に3群に分けて20眼にNY-60を、20眼にPY-60ADを、20眼にSN60ATを挿入した。術後6ヵ月で 矯正視力、瞳孔径、波面収差、および薄暮条件でのコントラスト感度を測定した。結果:コントラスト感度で、全周波数でNY-60群がSN60AT群と比べ て有意に高値(p<0.05)であり、NY-60群とPY-60AD群ではNY-60群が、PY-60AD群とSN60AT群ではPY-60AD群 がいくつかの周波数で有意に高値であった(p<0.05)。結論:NY-60はPY-60AD、SN60ATと比べて薄暮でのコントラスト感度向上に貢献すると思われる