12 research outputs found

    B. 「海洋生物の医薬資源開発-医薬を指向した海洋生物の有用物質の探索」

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    海洋生物はその種100万といわれ、地上における今もなお未知な世界である。本年度も、この海洋生物から、医薬資源となりうる有用な生理活性物質を発見し、構造を明らかにし、生物活性を検討することを目的として研究を行い、この研究を始めてから9年になった。本年採集した生物は、27種であり、今までに281件を採取している。採集生物リストをTableに示した。バイオアッセイを指標に、今まで、海草、アカフジツボ、クダウミヒドラ、スポンジ、エボヤ、ユーレイボヤ、イソギンチャク、群体ボヤ、オオワレカラ、コケムシ類等につき有用成分の探索を行った。特に、付着生物コケムシ(Bryzoa)類の各種の成分に注目し、各地で採集したフサコケムシBugula neritina、ホソフサコケムシTricellaria occidentalisおよびアメリカのフロリダ産フサコケムシAmathia convolutaの活性成分を検討し、有益な知見と新しい化学物質を単離・構造決定した。すなわち、昨年度報告したconvolutamine AとF以外にconvolutamine Gを、さらにlutamide C以外に、lutamide AとBおよびconvolutamydine Eの単離を行い、構造決定した。さらに、昨年から始めたこれらの有用な天然物の全合成研究に成果が見られ、3種のconvolutamine類A、CとFおよび2種のlutamide類AとCの合計5種の天然物の全合成を完成させた。この成果には、さらにanalogsの全合成を含み、化合物の構造とその活性との相関に研究が発展している。これらの結果は1999年度の日本化学会第75回春季年会で口頭発表され、さらに一部、チェコ化学会誌に掲載されている。これらの成果は、研究成果の概要に報告する。さらにまた、去年度の第75回日本化学会春季年会には、従来発表していなかった成果を再検討し、計5題の研究発表(ポスター)を行った(研究成果の概要を参照)

    <所内学術研究成果報告>D. 「海洋生物の医薬資源開発, 医薬を指向した海洋生物の探索と調査・開発」

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    海洋はその種100万といわれ, 地上における今もなお未知な世界である。本年度も, この海洋生物から, 医薬資源となりうる有用な生理活性物質を発見し, 構造を明らかにし, 生物活性を検討することを目的として研究を行った。この研究を始めてから11年を経過した。そこで, 本年度は, 新しい生物の採集を中止し, 今までの生物成分のまとめを行った。特に, 日本産ナマコ類成分, 沖縄と真鶴で採集した日本産フサコケムシ成分, および深海巻貝2種の成分研究を完成した

    D. 海洋生物の医薬資源開発-医薬を指向した海洋生物の有用物質の探索

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    海洋生物はその種100万といわれ、地上における今もなお未知な世界である。本年度も、この海洋生物から、医薬資源となりうる有用な生理活性物質を発見し、構造を明らかにし、生物活性を検討することを目的として研究を行った。この研究を始めてから10年になった。本年度採集した生物は、27種であり、今までに309件を採取している。採集生物リストをTableに示した。バイオアッセイを指標に今まで、海草、アカフジツボ、クダウミヒドラ、スポンジ、エボヤ、ユーレイボヤ、イソギンチャク、群体ボヤ、オオワレカラ、コケムシ類等につき有用成分の探索を行った。特に、付着生物コケムシ(Bryozoa)類の各種の成分に注目し、各地で採集したフサコケムシBugula neritina、ホソフサコケムシTricellaria occidentalis及びアメリカフロリダ産コケムシAmathia convolutaの活性成分を検討し、有益な知見と新しい化学物質を単離・構造決定した。すなわち、昨年度報告したconvolutamine AとF以外にconvolutamie Gを、さらにlutamide C以外にlutamide AとB及びconvolutamydine Eの単離を行い、構造決定した。さらに、昨年から始めたこれら有用な天然物の全合成研究に成果が見られ、3種のconvolutamine類A、CとF及び2種のlutamide類AとCの計5種の天然物の全合成を完成させた。この成果には、さらにanalogsの全合成を含み、化合物の構造とその活性との相関に研究が発展している。これらの結果は、日本化学会第76回春季年会(1\u27999/3)で口頭発表し、次いでその後の成果を加え、第19回メディシナルケミストリーシンポジウム第8回日本薬学会医薬化学部会年会(1\u27999/11)で口頭発表した。これらの成果と深海生物研究の成果を学術論文として投稿し、一部掲載が完了している。本年度大槌湾で採集した生物は16種、山田湾では9種を採取した。ホソフサコケムシは採取したが、フサコケムシは見られなかった。コケムシとしては、ほかにアミコケムシとウデコブコケムシを採集した。ウデコブコケムシの量が最も多かった。本年、深海生物としてパプアニューギニア産の巻き貝2種を加えることができた

    The Development of Japanese Language Lessons to Foster Reading Literacy in Elementary Schools

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    本プロジェクトは,小学校において読書リテラシーを育成するために有効な授業開発について研究することを目的としている。そのために,これまで行われてきた読書教育や読書活動に関する資料を収集し,授業開発の際に活用していく。その際,読書に必要な広義の資質・能力である読書力を授業づくりに位置づける。また,読書リテラシーを育成するために有効な授業について検討し,実践を行いながら検証することにした。この検証のために,小学校の低学年,中学年,高学年で文学的文章を教材として授業実践を行う。   この研究を通して,身に付ける読書力を授業の中に位置づけることにより,児童を主体的な学びに導くことができるということが明らかになった。その際,児童は,それぞれの読書による成果をもちより,積極的に考えを交流し,目的をはっきりさせながら読書に向かうことができた。   今後さらに小学校段階で読書リテラシーを育成するためには,身に付けたい読書力の系統性を考えたカリキュラムづくりをする必要がある。In this project, we aimed to develop useful lessons for fostering reading literacy at the elementary school level. First, we collected and examined existing literature about reading instruction and activities. Further, we applied this research to develop our lessons. We considered the broad reading qualifications and abilities of students when shaping the lessons. Then, we conducted literature lessons for students in Grades 1-6, and examined the effect of these lessons on reading literacy. From the results, we were able to establish that it is important to clarify the goals that one aims at fostering in a lesson. This encourages students to apply independently formed attitudes toward reading and learning. Furthermore, it helps students to set up definite aims and to achieve specific outcomes in relation to reading and discussing books as well as encouraging the students to continue reading. In future, we plan to develop a reading program that considers the sequence and scope of students’ reading qualifications and abilities at each developmental stage

    Classes based on a new course of study : On teaching fruitful “discussion” considering coordination of the curriculum between elementary, junior, and senior high schools

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    「話し合い」は,学校生活のみならず,社会生活の様々な場面で必要とされるにもかかわらず,深い話し合いを実現することは容易なことではない。「話し合うこと」については,学習指導要領に各学年の指導事項が示され,発達段階に応じた違いも表現されているが,各学年段階における年間カリキュラムの中でどのように配置するのか,また,小,中,高の能力的な差異や学習者間の関係性をふまえての効果的な学習指導とはどういうものなのかなど,現実的な課題が少なくない。本研究は,各学校段階や各学年でどのような話し合いの力を身につけさせていくことが必要なのか,またそのための授業実践はどうあるべきかについて,小・中・高がお互いの指導実践の関連や,学習者の学びの履歴をふまえた「指導プログラム」の作成をめざすものである。3年計画の1年次である本年は,学習者・実践の実態調査,国語科教科書の実際,話し合い・言語コミュニケーション関係の先行文献,視聴覚教材等の収集分析を行い,話し合い学習指導の現状をいくつかの資料をもとにしながら,研究の立脚点を明らかにすることができた。その上で,これからの授業実践研究のためには何が必要なのかを明らかにすることを次年度以降の課題とした。When teaching “discussion,” we wonder when and what we should be showed to the students. We also have difficulty in dealing with students’ gaps in communication ability and with the human relationships between students. This study aims to create guidelines for tutoring on discussion, indicating what kinds of skills students should develop according to their ages as well as how we should instruct to help them to gain these skills. The teaching should be based on what the students have learned and practiced in each grade at elementary, junior, and senior high schools. In the first year of this three-year project, we investigated the current situation regarding discussion teaching by conducting a survey of students’ learning history, studying Japanese textbooks, reading prior studies on discussion and communication, and collecting and analyzing audiovisual equipment. Now, we have clarified what grounding is needed for the teaching discussion to school students
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