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    メランヒトンのキケロー受容過程

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    本稿では、メランヒトンがキケローを日ごろの大学での講義の中で、どのようにとりあげていたのか、その受容の過程を明らかにする。  とりわけ彼が繰り返し取り組んだ著作『義務について』(De officiis)のスコリア(欄外注)から、彼のキケロー理解の詳細に分け入ってみたい。その後、こうした古典注解とあわせてメランヒトンが取り組んだ聖書注解から、とくに『ローマの信徒への手紙注解』を重ね合わせ、彼の「自然の光」説と自然法思想の特質を、さらに浮き彫りにする

    メランヒトン『神学要覧』(1559 年) : その 7 : (Loci praecipui theologici.1559)翻訳

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    前号に引き続き、今回は「聖霊について」以降の試訳である。これでロキ(主題)1「神について」が終了する
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