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    先天性全盲ろう児の音声言語訓練長期記録の分析状況及び保存活動

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    Waseda UniversityChiba University,Waseda University,Kogakuin UniversityTsukuba University of TechnologyKogakuin UniversityWaseda UniversityYamanashi Prefectural School for the Visually Impaired会議名: 言語資源活用ワークショップ2018, 開催地: 国立国語研究所, 会期: 2018年9月4日-5日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター山梨県立盲学校での先天性全盲ろう児に対する音声言語獲得訓練と生活指導に関する数万点に及ぶ、1950(昭和25)年からの長期時系列的多角的記録と教材資料などが残されている[1]~[4]。梅津八三東大教授が指導し、一貫して進めてきた盲人の認知行動・心理の研究の知見をベースに,先天盲ろう児への教育という未知の課題に対して取り組んだ科学的研究の実践過程記録である。言語獲得が極めて困難な先天性盲ろう児に対する数万件の実践記録群は、おそらく世界で唯一の極めて貴重な資料であり、盲ろう児当事者から表出された点字や録音資料からは、学習の進行程度を直接見ることが期待される。言語獲得プロセスの解明や盲ろう児教育に重要な示唆が得られるであろう。しかし最も質の悪い時代の紙や録音テープ等に記録され劣化が著しいため、現在電子化保存と「データベース開発」(DB化)を進めている。DB化後は山梨県立盲学校に移管、公開する計画である。訓練記録、訓練経緯、同校での分析状況および発音訓練用の木製口模型などの教材、現状の同保存活動等を紹介する
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