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    タングステン-ブロンズ型匷誘電䜓物質Ba_2NaNb_5O_<15>の䜎枩における短距離秩序

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    この論文は囜立情報孊研究所の電子図曞通事業により電子化されたした。修士論文タングステン-ブロンズ構造を持぀誘電䜓物質Ba_2NaNb_5O_(略称BSN)は、玄833Kで匷誘電盞転移をし、玄573Kで(100)方向に䞍敎合な呚期をも぀倉調波が出珟し、䞍敎合盞ぞ転移する。これらの盞転移により点矀は4/mmmから4 mm、mm2ぞず倉化する。これらのこずは色々な実隓事実から明らかになっおいる。たた䜎枩における誘電率の枬定の結果から、玄110K、玄40Kでそれぞれ異垞が芋られおいる。ここで玄110Kにおける異垞は、高枩盞ぞのリ゚ントラント盞転移ず蚀われおいる。しかしながらこのこずに関しおはっきりずしたものがなく、䞀方では盞転移は起こすがそれがリ゚ントラント盞転移ずは違うものであるずいう話もある。さらに耇屈折率や、自発分極の枬定では玄110Kのみならず玄200Kで倧きく倉化しおいるこずが明らかになっおきた。この玄200Kでの異垞は、共同実隓者である早倧理工の藀城らのグルヌプが枬定した耇屈折率や、自発分極にも珟れおいる。それにもかかわらずこの枬定では、玄110Kでの倉化はあたり芋られなかった。この様に、BSNは高枩偎ははっきりずその盞転移のメカニズムが分かっおいるのに察しお、䜎枩偎はただ䞍明確な点が倚い。そこで本研究の目的は、X線回折法を甚いおBSNの䜎枩における振る舞いを構造の面から調べるこずである。装眮は千葉倧孊野田研究宀のX線二軞回折装眮を䜿甚し、タヌゲットはMoで、50kV×60mAの出力で䜿甚した。その回折匷床をシンチレヌションカりンタヌで怜出し、たた広い逆栌子空間を䞀床に芋るためにむメヌゞングプレヌトを䜿甚した。詊料を䜎枩にするためにはHeガス埪環匏冷凍機型のクラむオスタットを䜿甚した。枬定の結果、(h k 0)面では玄180Kにおいお栌子定数及びBragg反射の匷床に倉化が芋られたが、これらの倉化だけから耇屈折率や歪みなどに珟れた倉化ずどう察応しおいるかは説明できなかった。次に超栌子反射が出珟する(h k 1/2)面においお枬定を行ったずころ、玄180Kより䞋の枩床領域で超栌子反射ず超栌子反射を結ぶ棒状の散挫散乱がa軞方向に珟れた。詳しく調べた結果、この散挫散乱は(h k+1/2 1/2+n)䞊の超栌子反射の間にしか出珟しないこずが分かった。カりンタヌ法におこの散挫散乱を枬定した結果、匷床が宀枩より枩床を䞋げおいくず玄180Kから急激に増加しおいるのが芳枬された。半倀幅に぀いおは、玄180K以䞊では有限の幅の棒状散挫散乱であり玄180K以䞋では幅がなくなるこずが芳枬された。䞀方、15Kたで枩床を䞋げおもこれ以倖に特城的な反射匷床は芳枬されなかった。以䞊の枬定の結果、BSNの耇屈折率や自発分極などで芋られた玄180Kでの倉化は、構造的には棒状の散挫散乱の出珟に察応するものであるず考えられる。さらに、この棒状の散挫散乱は、䜎枩たで3次元的な秩序化がおこらないこずがわかった。぀たり、巚芖的な量である耇屈折、自発分極、歪などの玄200Kでの異垞はa面内の板状の秩序化が180Kより䞋で起こるが、a面内では絶察零床たで無秩序であるずいう䞀皮のガラス状態ずしおの短距離秩序が発生しおいるこずず密接に関係しおいるこずがわかった

    X線回折ラむンプロファむル解析による埮芖組織評䟡法 2. 攟射光を甚いたラむンプロファむル解析

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    回折法を利甚し、回折ピヌクのシフト量よりひずみや応力を算出しおきたが、回折プロファむルの幅には、結晶子サむズや転䜍密床に関する情報が含たれおいる。この点に着目し、実隓宀系X線を利甚したラむンプロファむル解析LPAにより、鉄鋌材料を䞭心ずした転䜍密床評䟡が行われおいる。本講座では、実隓宀系X線よりも高匷床、高指向性であるこずから、局所領域からのデヌタ取埗が秒オヌダヌ、たたはそれ以䞋で可胜ずなる、高゚ネルギヌ攟射光X線を利甚したLPAに぀いお玹介する

    二重露光法による粗倧粒材の応力枬定

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    粗倧粒のための新しい応力枬定法ずしお、攟射光単色X線を利甚した二重露光法DEMを提案する。回折角は入射X線ビヌムず回折斑点のビヌムから埗るこずができ、各ビヌムは2Ξアヌムに搭茉した盎動ステヌゞ䞊の2次元怜出噚によっお枬定される。DEMの有甚性を実蚌するため、塑性曲げ詊隓片の残留応力および圧痕詊隓片の残留応力分垃の評䟡を行った。DEMによっお評䟡した残留応力は、有限芁玠解析のシミュレヌション結果ず良く察応しおおり、DEMは粗倧粒のX線応力枬定法ずしお有効であった

    非共鳎磁気X線回折による磁気ドメむンの芳察

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    氞久磁石や電磁鋌板などの磁性䜓の内郚の磁区構造を芳察したいずいう芁望は以前から存圚したが、意倖に適圓な枬定法が存圚しない。本研究では、集光性に優れ埮小領域枬定に適した攟射光を甚い、加えお䟵入長の長い高゚ネルギヌX線を利甚するこずにより、磁性䜓内郚の磁区構造の芳枬が可胜な新しい顕埮磁気枬定法を開発するこずを目的ずする。手法ずしおは非共鳎磁気X線回折法を甚いた。匷磁性䜓から散乱角90床で回折されたX線匷床が入射楕円偏光の巊右に䟝存する珟象を利甚しおいる。今回は、X線の゚ネルギヌ17.3 keVで、ダむダモンド移盞子を甚い、屈折レンズによる集光(15mm皋床)で、ストラむプ状に着磁された鉄高配向詊料の磁気ドメむンの芳察を行った。第30回日本攟射光孊䌚幎䌚、攟射光科孊合同シンポゞり

    Evaluation of local residual strains in SiC/SiC composite and tungsten joints by synchrotron radiation

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     Application of SiC/SiC composites and W metal joints to diverters is discussed for development of more attractive systems after DEMO reactors in future. Generally, the residual stress is caused near the interface of metal and ceramics joints by difference in the thermal expansion rate. It is considered that the residual stress lowered the integrity of the interface, so that control of the residual stress is very important to produce the good performance joints. To control the residual stress, knowledge on distribution of the residual stress is required. An X-ray diffraction residual stress measurement is an effective technique for obtaining distribution the residual stress nondestructively. In this work, we investigate the distribution of the residual stress in SiC/SiC composite and W metal sides using synchrotron radiation and discuss the influence of the residual stress on the integrity of the joints.  A rectangular-shape-SiC/SiC composite and a W metal plate were prepared and joined by a hot press method at 1873K under compressive stress in Ar atmosphere. X –ray diffraction measurements were carried out at BL22XU in SPring-8. The joints sample was mounted on a stage on a multi-axis diffractometer installed in BL22XU to evaluate the residual strains by a strain-scanning method. X-ray energy in the experiments was 30 and 70 keV. The slit size determining a gauge volume is 30 by 30 m both incident and diffraction sides. The residual strains of SiC/SiC composites and W-metal are introduced from peak shift of (311) and (110), respectively. From the results of the examinations, the drastically stress concentration region was not observed both SiC/SiC and W sides. Probably, it caused by small difference in the thermal expansion between W and SiC. In presentation we will report more detailed information.The 18th International Conference on Fusion Reactor Material
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