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    日本の看護における「やさしさ」の文献検討

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    本研究は、看護における「やさしさ」とは何か、「やさしさ」がどのように扱われているのかを系統的に明らかにすることを目的とする総説である。看護のなかで、「やさしさ」がどのように取り扱われているのかを明確にするために、対象は1973 年以降の看護系論文と、初版から現在まで揃っている看護系教科書とし、「やさしさ」について記述している箇所を抽出し、質的帰納的に分析した。文献では、看護師に対する役割期待としての「やさしさ」、看護における「やさしさ」概念の性質、看護実践としての「やさしさ」の構成要素、患者からみた看護実践としての「やさしさ」が述べられていた。看護系教科書では、「やさしさ」について触れられてはいるものの、定義や具体的な内容の説明はなかった。本研究で「やさしさ」が明確になっていないことがわかり、今後は「やさしさ」について研究を進め、実践や教育への活用が望まれる
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