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    体育系大学における情報処理教育(2) : コンピュータ不安の構造について

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    1.対コンピュータ不安を中心とするイメージの測定を行った結果,コンピュータに対する否定的な態度は検出されなかった。被験者となった学生は,好感を持って不安なく積極的にコンピュータに接近する傾向を持っていることが明らかとなった。2.コンピュータ不安の構造は,基本的に小川(1991)の「研究1」と同様,「不安・緊張」「快不快・接近回避」「効力感」の3成分によって成り立つことが確認された。ただし,コンピュータ経験が増加するにつれて,G2ではG1の第1因子である「不安・緊張」の因子が,「不安」と「緊張」の2つの因子に分かれて析出するという差異が認められた。これは,初心者においてはコンピュータに対する不安と緊張という2つの感情が分化しないまま経験されるが,コンピュータ経験が進み操作知識が増すにつれて,「怖くはないが,コンピュータを操作するときは緊張する」というように不安と緊張を分けて認知できるようになる現象に対応しているものと解釈された
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