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「竹」に対する意識についてのアンケート調査 : 京都・大阪地区の女子短大生を対象として(B. 生活科学)
今回の調査は,京都および大阪の女子短大生を対象として,より広い範囲の若い世代の女性の,竹に対する意識の把握を目指した。対象をしぼったことで,前回の調査とは少し異なる興味深い結果が得られた。一般的には,竹というものの存在が,我々の生活の中で疎遠なものになっていることは否めない。この傾向が,特に若い女性層で,顕著なことが今回の調査で類推された。しかも,無関心派が比較的多い傾向がある。このことから今後の竹の在り方を考えたとき,まず彼女らの関心を引きつける策が必要になると思われる。そのためには,身近な植物としての竹の位置付けをより明確にできるような竹林の整備と保全,若い世代のニーズに応じた竹製品の開発が必要となろう。また,全教育期間を通じ,竹についての教育の機会を多く設けることが今後の課題であろう